この記事は 2022年に私が体験した事を「回想」として綴ったものです...
富士山最古の登拝道「村山道」は、春夏秋冬 様々な姿を見せてくれます。ふじ爺は これまで何度も歩いていますので、これまでのベストショットを織り込みながら綴っていきます。
7月29日...PM17:34に 海抜0mの田子の浦 鈴川海岸をスタートして、約2時間30分が経過しました。
旧東海道を歩き、新吉原宿の吉原天神社までやって来ました。
菅原道真公は幼少の頃から梅を愛され、天神さまは梅の印象が強いですが、写真の様に満開のソメイヨシノも素敵ですね。
そして、なぜ天神さまのお使いとして牛が選ばれたのか?..
それは菅原道真公が 丑年生まれであったことが関係しています。菅原道真公は 承和12年 (845年 )に誕生し、この年は乙丑の年でした。
そして、菅原道真公のもう一つの神号は「日本太政威徳天」で、密教の大威徳明王 (ダイイトクミョウオウ) に由来しており、大威徳明王は「六面六臂六足」で炎を背負い、水牛にまたがったお姿をしています。この水牛もまた臥牛 (がぎゅう) の姿なんです。
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↑【参考写真 2023年4月1日撮影】
吉原天神社、斜め向かい側にある立体駐車場の屋上からの景色です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231112/13/fuji-jii3776/df/f2/j/o1080081015363433494.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231112/13/fuji-jii3776/9c/ce/j/o1080081015363433496.jpg?caw=800)
↑PM20:08..吉原天神社から約10分歩くと 日吉浅間神社 (海抜18m) です。
既に夜なので神様はお休み中かもしれませんが、参拝させて頂きます。
日吉浅間神社は 神仏分離までは富士山東泉院の修験僧に管理されていたと考えられています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231112/13/fuji-jii3776/c7/74/j/o1080081015363433499.jpg?caw=800)
↑日吉浅間神社 拝殿の向拝を 様々な彫刻が飾っています。
木鼻に獅子頭、頭貫と持送りに牡丹と千鳥、手挟には鳳凰と麒麟。とくに蟇股は見ごたえがあり、龍に乗って琴をひく赫夜姫(かぐやひめ・東泉院系は祭神を赫夜姫として祀っています)が、透かし彫りとなっています♪
4年前に 宮司の六所さんからお話を伺ったところ、当初 彩飾の彫刻だったそうです。龍の頭を観ると分かりますが、若干まだ色が残っています。
改修などはせずに「自然のまま」を大切にされておられます。
また、毎朝 広い境内をお掃除されておられ、参拝させて頂く度に心が洗われる想いです。
日吉浅間神社に隣接する子安地蔵尊には「富士山から流れて来た」と伝えられているお地蔵さまがあり、子授けに霊験あらたかと言われています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231112/13/fuji-jii3776/e0/62/j/o1080081015363433501.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231112/12/fuji-jii3776/e5/84/j/o1080080915363407491.jpg?caw=800)
↑【参考写真 2023年4月1日撮影】
富士山東泉院・日吉浅間神社参道の「御衣黄桜」 (ギョイコウザクラ)
開花したばかりの花は 淡い緑色。徐々に黄色に変化していき、やがて花びらの中心部が赤く染まっていく八重桜です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231112/12/fuji-jii3776/03/f7/j/o1080080915363407495.jpg?caw=800)