さて、R-1のサバイバル・ステージの感想です。乱文ご容赦。
1:ユリオカ超特Q
相変わらずのハゲ漫談ですが、さすが上手い言葉を使ってくるなぁ。という印象。
漫談というのはどのようなスタイルが理想形なのでしょう。
話を面白おかしく伝えるような漫談もあれば
「あるある」「ですよねー」という共感を与える漫談もある。
今回のハゲ漫談においてはこの二つのスタイルが組み合わさっているわけですが
前者はすごく目立って面白いのですが、後者は少し共感しにくいのかなって思います。
しかし、結果は五位ということで前者が観客には目立ったのでしょう。
つまり、別に共感できなくたってワードや言い回しが面白かったら、客は満足するということなのでは。
これって結構、重要なことなんじゃないでしょうか。
2:今泉
本当に言ってみたいです。
酒を飲む間が多く、全体的に途切れ途切れな感がします。
最後は一気に飲んで、一気に言ってみたいセリフを並べてオチまで持って行った方が綺麗なのではないでしょうか。
3:ナオユキ
すごく面白かったです。一見、ベタなようでも観点が素晴らしいと思います。
しかし、まさかのドベ。原因はオチにあると思います。客はラストでで大きな盛り上がりを期待していたのでは
ないでしょうか。けど実際はそこで終わってしまい、宙ぶらりんな状態になってしまった。ふわふわした状態になってしまった。僕含め、この芸人さんを好きな層っていうのはこのふわふわした状態が心地いいと感じるのだと思うのですが
どうでしょう。
4:ゆってぃ
うまく形容しにくいのですが、今でもたまに見る名前を言って、一ネタ後ワンフレーズタイプの芸人のゆってぃですが
例:古いですが、「ダンディ、この前~~~~~~~~ゲッツ」のような感じ
自虐のポイントが少しずれているように思えて、上記のようなタイプなのですが少し独特の味があるような気がします。
うまく文章に出来ませんね。このズレをたまに楽しめる時があります。
個人的に「お米の国の王子様」が好きでした。
5:中山功太
前大会の優勝者ですが、いかんせんパンチが足りませんでしたね。
前回のネタと比べてみて
・観客とのテンション差が大きい。前回のネタはゆっくり見れて「次はなんだ!?」というワクワクが持てたが
今回はテンポがいい分、ワクワクを持つことができなかったように思う。
・ネタの構成に、まとまりがなかったような気がする。カメラマンというテーマはあるのだが
「じゃあ、次は~いってみようかー」とネタが塊であるにしかすぎない。理想形は
●●●●●のような構成でなく、一つ一つのネタが線になる―――――のような構成だと思う。
昨年のネタは「みんな、笑お。」のオチも含め、比較的に線に近い構成だったような気がする。
だから、成績がふるわなかったのではないでしょうか。
6:山田よし
前回も前々回も思いましたが、くどいです。今回も地井武男が出てきたら「いっぱい出てくるんだろうな」と構えてしまい、そこで阿藤快が出てきて意外は意外だったのですが、やはり構えてしまい
だんだん食傷気味になってしまいました。普通サイズならまだしも、ビッグ天丼は僕には食いきれないみたいです。
白田じゃないのです。
うまいことは上手いですし、小道具も面白かったのですが
去年の方が意外性と天丼のような基本がうまく混じり合っていたような気がします。まぁ、敗者復活戦にそこまで求めるのも違うのかもしれませんが。
ちなみに、一番満足したところは「マーチ」でした。あの車、マーチなのかと。
7:田上よしえ
オンバト時代のコント女王が見れて、非常に満足です。
個人的に友近よりもコントの女王だと思ってます。
このネタ、見たことがあったので安心して見れました。
やはり、構成がいいですね。古い時代からお笑い番組を見ている人は大したことはないと思うかもしれませんが
観客の反応と結果をみる限り、意外に好感触だったみたいですね。良いことです。
個人的にブラックジョークが好きなので、こういう芸人さんは増えてほしいですね。
8:友近
自分はあまり、友近が得意ではないですが
今回のネタはキャラクターに少し柔軟性があったかな、と思います。
いつもの友近のキャラは基本的に「押し」が強く感じられるのですが、今回のネタはヨガインストラクターというキャラも
あるのかもしれませんが「押し」と「引き」があったような気がします。
なので、いつもよりも楽しく見れました。
二位は妥当なのかな、と。よしと友近の結果を見ると「楽しいネタが有利」ということでしょうか。
個人的にはこの現象は怖いです。観客審査の怖いところかな、と思います。
9:アナログタロウ
あー、見たことあると思ったら「細かすぎて伝わらない」の人でした。
シマリスの三段オチは良かったのですが、基本的に同じことをやっているので
飽きられてしまいがちかな、と思います。
四位は大健闘かな、と思います。
10:もう中学生
「今のは冗談でーす」が一番、ボケらしいボケだった件について。
「ちょっと違うこと考えててー」や、あれだけのセットを用意しておきながらちょっとしか使わない背徳感が
少し面白く思ったり。やっと時代について行けたかな、と自虐的に。
あと、点数発表の「ラリホー」がツボに入りました。
いよいよ、今日になってしまいましたが決勝戦ですね。
また、乱雑な感想でも書いてみようと思います。