ベースのエフェクター「MXR bass d.i.+」使い方 | ベーシスト★藤本真也のゆらりくらり記(小山市ベース教室)

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ベースのエフェクター

「MXR bass d.i.+」レビュー

 

こんにちはベーシストの藤本真也です。

ベースのクリーンなサウンドは最高ですが、ちょっと歪ませたいときもありますよね

 

そんなときに使える「エフェクター」というか、「プリアンプ」というか、「D.I.」というか、、

とにかくベーシストにとって便利なアイテム

「MXR bass d.i.+」をご紹介させていただきたいと思います。

MXR bass d.i.+を使ったデモ演奏

 

「MXR bass d.i.+」の機能

画像2

MXR bass d.i.+は

「D.I」の機能があり、

「3band EQ」で音づくりができ

「clean」「distortion」の2チャンネルを使い分けることにより、瞬時に音を変えることができます。

「gate」機能もあります。

この4つの機能がどのようなものなのかを聞き比べていただく回です。

 

使用機材

Fender 73' PBを使用してGarageBandで検証しました。(デモ演奏はKEN SMITH 4ST)

フォンでつないでます。

画像1

 

D.I.の機能

D.I.とは「入り口で1つだった音を、2つの出口に分けることができる機材」で、図にすると

画像3

こんな感じ、

ライブだと、ステージの音「なか音」と、

お客様が聞く「そと音」があります。

2つに分けるとそれぞれを調整できるので、良い音環境にしやすくなります。

またザックリいうと、キャノンで出力するとノイズも少なく良いで出力できます。

 

「PHANTOM/GROUND」ボタン

受け手(ミキサーや、オーディオインターフェイス)から電気を供給してもらうことにより安定した音になります。

電気を供給できるミキサー等とキャノンでつなぐと電池や、アダプターなしで使用できます。

 

CLEAN CHANNEL ”color ボタン”

clean channelについている”color ボタン”の切り替えでベースの音がどのように変化するのか試してみました。

1-1.エフェクター をつないでいるが、全てオフ

1-2.effectはオン colorボタンはオフ

1-3.effectはオン colorボタンもオン

EQは真ん中で3パターン弾いてみました。

 

1と2は、EQがフラットだとほぼ同じ様に聞こえます。(PBだからかな?)

2の方がちょっと「ギュッ」となった感じ。

 

もともとの楽器の音に近いところからEQを使って幅広い音作りが可能な感じです。(EQについては次項で説明しますね。)

 

そして3のcolorボタンをオンした時

 

かなり変わりますね、ここがこのエフェクター の大きな個性の一つです。

ドンシャリなところからEQを使って音色を変化させることができます。

 

colorボタンが個性なので、クリーンなサウンドの時でもかなり幅広い音色に変化させることができます。

 

包むような音や、存在感のある音など、曲によってサウンドを変えたり、同じ曲の中の一部分だけ変えたりと、細かいニーズに対応してくれそうです。またブースター的な使い方もできそうです。

 

EQ(イコライザー)

MXR bass d.i.+のEQは3band EQ

低音域を調整するBASS

中音域を調整するMID

高音域を調整するTREBLE

の3つのツマミで音色を変化させます。

 

それぞれのツマミが音にどれだけの変化をもたらしてくれるのか?を弾いてみました。

 

color ボタンはオフ、EQツマミは真ん中からスタートです。

 

この動画での設定は実際に使わない設定かと思いますが、それぞれのツマミを両極端にして音の変化を知ることは機材の能力をより早く判断するのに有効なので、試してみてくださいね。

 

2-1.BASSを一番左(BASS/MIN.)

低音域がカットされました。

低音域が強すぎて輪郭がボヤッとしているときにカットするとスッキリします。

 

2-2.BASSを一番右(BASS/MAX.)

低音域がブーストされました。

音がか細いときにブーストさせると音がどっしりします。

 

 

2-3.MIDを一番左(MID/MIN.)

中音域がカットされました。

新しめなサウンドになりました。

また中音をカットして低音域&高音域をブーストしたセッティングが「ドンシャリ」セッティングと言われSLAP BASSによく好まれるれるセッティングです。

 

 

2-4.MIDを一番右(MID/MAX.)

中音域がブーストされました。

中音域をブーストすると輪郭が出てゴリっとしますね。

 

 

2-5.TREBLEを一番左(TREBLE/MIN.)

高音域がカットされました。

優しい音になりましたね。

 

 

2-6.TREBLEを一番右(TREBLE/MAX.)

高音域がブーストされました。

音がパキッとしますね。

 

 

2-7.BASS_4/MID_6/TREBLE_7

今回のデモ演奏ではメロディを弾くのでちょっと中&高音域を強めにしました。

 

MXR bass d.i.+のイコライザーはかなりの幅の変化を可能にしてくれました。外付けプリアンプとしても色々な環境で力を発揮してくれそうです。

今回の実験で両極端を知ることができましたので、うまくブレンドして好みの音を見つけてくださいね。

 

DISTORTION CHANNEL

音色はその名のとうりDISTORTION SOUNDです。

OVERDRIVEより攻撃的です。

この項のポイントはBLENDツマミとGAINツマミ

 

BLENDツマミ

原音(DRY)とエフェクト音(WET)の混ざり具合を調節するツマミです。

 

エフェクト音だけだと線が細くなってしまうので、原音を足してベースらしい安定感を作ります。

 

BLEND ツマミを左に振り切ると原音のみ(DRY_100)

BLEND ツマミを右に振り切るとエフェクト音のみ(DRY_0)

になります。

 

GAINツマミ

歪み具合を調節します。

右に回すほど凶暴なディストーションサウンドになります。

かなりの範囲なので、バッキングにもソロにも対応してくれます。

実際に色々な割合で弾いてみました。

 

 

3-1.DRY_0  GAIN_10

3-2.DRY_50 GAIN_100 (GAIN100はかなり凶暴)

3-3.DRY_60 GAIN_40  (DISTORTION強め、ソロ等に)

3-4.DRY_80 GAIN_40  (原音強め、バッキング等に)

3-5.DRY_100 GAIN_40 (原音のみなので歪まない)

まだまだ組み合わせはたくさんありますので、色々な場面、好みに対応してくれそうです。

 

GATEボタン

MXR bass d.i.+にはNOISE GATE機能も付いています。

歪ませるとついてくるノイズ問題に対応してくれています。

TRIGGERつまみで「ノイズを消す具合」を調整します。

実際にどのような変化があるか聞いてみましょう。

TRIGGERツマミは一番右にふっています。

GATE_OFF_ON_OFF_ON

違いますね。

わかりやすく極端なセッティングにしています。

今回、通常の設定の時はフォンで接続していますがGATEをかけなくても気になりません。もともとノイズが少なくてありがたいです。

 

まとめ

D.I.機能で良い音をそのまま提供

 

クリーンでもCOLORボタン&3BAND EQで幅広い音づくり。

 

外付けプリアンプとしてもOK

 

歪ませてもBLENDツマミで音痩せ無し。

 

GAINツマミの範囲も広くあらゆる場面に対応。

 

ノイズ対策も有り(そもそもノイズが少なくて使い易い)

 

MXR bass d.i.+は直感的な操作でかなり幅広い場所に対応できます。

 

あらゆる場所に即対応しなければならないプロミュージシャンの足元に多くみられるのも納得できます。

 

最後までありがとうございました。

藤本真也SOUL BLUES FUNK JAZZに多大な影響を受けた、BASSIT 藤本真也のofficial web site.fuji-bass.jimdofree.com