富士子がほぼ毎日お参りに行っている
外宮(げくう)こと豊受大神宮の歩き方を
ブログ上バーチャルツアーで紹介します。
ちなみに伊勢神宮のお参りの仕方は
先に外宮に行ってから皇大神宮(内宮)に
御参りするのが習わしです。
 
JR伊勢市駅を出ると目の前に鳥居があり
外宮へと真っすぐに続く参道が始まります。
その途中にはお土産物や食事処があります。
 
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駅を出て5分ちょっとあるくと外宮前の信号に到着です。
横断歩道を渡って、いざ外宮へ。

 

表参道火除け橋を渡ります。

外宮は左側通行です。

真ん中は神様が通るので遠慮するのですが

なんで左側通行なのか?(ちなみに内宮は右側通行)。

その理由は諸説ありますが、手水舎がある場所が

外宮は向かって左側、内宮は右側というのが有力らしいです。

というわけで橋を渡ると
左側に手水舎と「せんぐう館」の入口が見えてきます。
せんぐう館は式年遷宮の資料館です。

 

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その反対側の右手側には大きなクスノキがあります。
「清盛楠」と呼ばれています。
平清盛がお参りに来た時に冠が木の枝に当たったため
枝を切らした逸話があるそうなんですが、
その時代からここにいるとなると樹齢何年なのでしょうか?
外宮の中には杉などの巨木がいっぱいあります。
手を洗い清めたら、鳥居をくぐって中に入ります。
鳥居をくぐる前にお辞儀するのを忘れずに!
 
鳥居は2つあります、下の写真は2つ目の鳥居、
皇族の方が参拝するときもこの2つ目の鳥居の前で
車を降りてここから歩いていくそうです。
 
鳥居をくぐって真っすぐ進むとお社が見えてきましたが
その手間に広々とした空き地が・・・
ここは古殿地と言って、
前回の式年遷宮(2013年)まで正宮があった跡地です。
伊勢神宮では20年に一度お宮を新しく造営して
神様が新居にお引越しする式年遷宮という儀式が続けられてます。
富士子が一番最初に伊勢神宮を参拝したのは
まさに先の式年遷宮の年の夏だったので
こちらの古殿地の方にあったお社にお参りしました。
その時は既に隣には新しいお社が完成していて
秋に行われる神様のお引越し待ちの状態でした。
正宮の入口にたどり着きました。
ちなみにこの鳥居より先は写真撮影禁止エリアです。
天照大御神の食事のお世話をすることから
衣食住をつかさどる「産業の神」と言われている
豊受大御神(とようけおおみかみ)にご挨拶しましょう。
ここでのお参りのポイントは個人的なお願いはせず
お参りできたことの感謝を伝えるです。
 
正宮でお祀りされているのは豊受大御神の和魂(にぎみたま)で
お願いごとの実行力があるのは荒魂(あらみたま)の方なんだとか。
その荒魂を祀っているのが多賀宮です。
 
そこに向かうのは来た道を少し戻って
右手にある川を渡って奥へと進みます。
この先に3つの別宮があるのですが
そこまで行くのが体力的にシンドイとか時間がない場合は
手前の別宮遥拝所(ロープが張ってあり白石が敷いてある場所)
からお参りしてもよいです。
私も時間がないときはこの遥拝所からお参りしています。

道を進むと石段がありますので登って多賀宮を目指します。
 
豊受大神宮の荒御霊を祀る多賀宮に到着しました。
正宮の別れ宮ということで、ここには鳥居はありません。
(正宮と共通ということらしい)。
そしてここも隣が空き地になっています。
伊勢神宮のお宮はどこも式年遷宮で20年ごと
神様が新築引っ越しするため、隣に用地が確保されてます。
ちなみに今、豊受大神宮正宮は向かって左側にありますが、
この多賀宮は右側にあり、互いに逆になっているそうです。
 
登ってきた階段をくだっていくと土宮が見えてきます。
大土乃御祖神(おおつちみおやのかみ)をお祀りしています。
豊受大御神がこの地にお祀りされる前から
この土地の鎮守の神として信仰されていた神様だそうです。

そのあとは反対側にある風宮にお参りします。
級長津彦神(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)
をお祀りしてます。
農作物の成長にかかわる雨風をつかさどる神で
鎌倉時代の元寇の時にはこの神様が
神風をふかして敵の軍船を沈めたと言われています。
ちなみにこの神は内宮でもお祀りされています。
 
もと来た道を戻ってきたら
お札やお守りを授与している神楽殿の前を左に曲がりましょう。
 

途中の左手にこんな建物が見えてきます。
忌火屋殿(いみびやでん)
神様の食事を作るいわばキッチンです。
ここでは毎朝神職が昔ながらのやり方で火を起こして
その神聖な火(忌火)を使って
神様の食事である御饌(みけ)を作ってお供えする
日別朝夕大御饌祭 (ひごとあさゆうおおみけさい)が
毎日朝晩2回行われています。
富士子も散歩の途中で、忌火屋殿から煙が出ているの見られたり
運がいいと御饌をお供えに行く神職の隊列に遭遇したりします。


 北御門鳥居が見えてきました。
この鳥居を出てすぐのところに御厩があります。
外宮には2頭の神馬がいるのですが
この厩で公開されている時間はほんのわずかです。
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神馬に必ず会えるのは1日、11日、21日の毎月1のつく日の朝です。
8時10分ぐらいに行くと、神馬が正宮にお参りにいくのを見ることができます。
ペコリと頭を下げてお参りする神馬かわいいですね。

これでバーチャル外宮ツアーは終了です。
下の写真は外宮でもらえる案内図です。
実際にお参りに行かれるときはこれを観ながら回られるといいと思います。
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