美容院帰りに病院に…

シャレみたいなタイトルをつけてしまったけど

美容院(びよういん)と病院(びょういん)

「よ」が大きいか小さいかの差ですが全然違いますね。

 

さて、昨日バイトを終えてから髪を切りに行きました。

行きつけの美容院は静岡がんセンターと同じ長泉町なので

その帰りにがんセンターに入院しているがん友のCHさんを見舞って

一緒にデイルームで夕飯食べてきました。

 

CHさん二日前に最後の抗がん剤投与のために入院したけど

「今回は知ってる人が誰も入院していない

お隣さんは調子悪そうでガーテンを閉め切ったままで話せないし暇している」

とデイルーム女子会メンバーのグループラインに投稿してきました。

 

ちょうどそろそろ髪を切りに行こうと思っていたところだったし、
彼女の地元の下田(伊豆半島の最南端)にデイルーム女子会メンバーで
遊びに行く計画があるのでその話もしたかったので出かけていくことにしました。
 
デイルームのティーサーバーでお茶を飲むためのマイカップも持参して、
夕飯用にバイト先のお惣菜店で生シラス丼や黒はんぺんフライとか
地元の名物を買って行きました。
CHさんにも少し味見してもらいました。
彼女の地元下田も漁港がある街なんですが
生シラスは下田では水揚げされないそうで喜んでくれました。
良かった~。
 
もうここまでくると病院に見舞いにいくというよりも
完全にノリ的には友達の家に遊びに行っているみたいなものですね。
 
「静岡がんセンターをとことん堪能」が入院時からの富士子のモットー。
 
ここに通院したり入院するのは誰でもできるわけでないので
幸か不幸かその選ばれし者になってしまったからには満喫しようと、
入院中も散策やデイルームで他の患者さんと交流してましたが、
退院後も自分の外来がなくても誰かいると気軽に遊びに行っています。
 
母に「あんたほどがんセンターを楽しんでいる人はいないね。
「看護師さんにまたこの人きているよ」って呆れられるのじゃない」
と言われております。
 
こんな風にちょくちょく遊びにいって満喫できるのは、
身体の調子がよいこと
今仕事はセーブしているので時間に余裕があること
そして静岡がんセンターが家から車で40分の場所で
もともとの生活圏内だからでしょう。
身体の調子がよいことと近くにがんセンターがあることは
恵まれていると思いまいます。感謝しかないです。
 
自分がここの患者になる前からがんセンターには
叔母や父の見舞いで行っていました。
眺めがいい場所が好きで、建物好きの富士子にとって
ある意味がんセンターの立地や施設はテンションが上がるスポット、
見舞いで行っていた時もちょっと気分上がりかけたのですが
こういう場所でウハウハしていたら不謹慎だと思っていました。
今は遠慮なくウハウハしてしますけどね。
 
自分でもこの差は何だと思いますよ。
うまく説明できないけど、
がんセンターを楽しんだら不謹慎と思っていたことは
がんを特別視してしまいがちな世の中の風潮に通じるような気がします。
 
医学も進んでいるので、がんは死に直結する不治の病でもなくっている。
まして2人に1人がかかる時代なのだから
もっとみんな日頃から気軽にがんセンターに来ていたら
静岡がんセンターのこの明るい開放的な施設をみたら
がんのイメージも少しは変わるのではないかと思います。
 
昨日もデイルームに行く前に庭でバラを楽しみました。
花好き(特にバラ)や自然好きの人には散策スポットとしても
静岡がんセンターはおススメですよ。