外来で先生と話をする時聞き忘れがあったりしたので

昨日の外来受診では質問したいことを事前に考えてリストアップ、

それをプリントアウトしていきました。

 

先生からの回答をかいつまんで書くと以下の通り

今日は乳腺外科編です

(再建形成外科は明日の予定)

 

 

①右胸のがん細胞はいつごろから胸の中にでき始めたのか?

(浸潤がんは一か所だけだったけど、乳管内にとどまっている

非浸潤がんのエリアが5×8センチもあったので)

 

2~3年前からでき始めていたと思われる。

 

②富士子の高密度乳房では乳腺が混みあっていて

 非浸潤がんは画像診断では見つけられないのか?

 
乳管内にとどまっている非浸潤がんは今の富士子の胸の場合、
画像診断では発見できないので腫瘍にならないとみつけにくい。
半年ごとに検査をして前回の画像と比べて少しでも変化があったらその部分を
詳しく調べて(組織検査)判定するしかないけど、
ただ、もう何年かしたら女性ホルモンも減ってくるので
乳腺の密度も下がり画像でも診断できるようになるかもしれないそう。
 
 

③先日受けた検査はエコーだけでMRIは受けなかったが

それは今再建のためティッシュエキスパンダーを入れているからで

それを取り出したら今後の定期検査ではするのか

 

半年ごとにエコーと年に一度のマンモグラフィー検査をやる。
MRIは費用が掛かるので基本的には定期検査では使わないとのこと。
 
④全摘した右胸もがんが再発することはあるのか
 
 可能性は10年間で1%と低いが0ではない。
乳腺は全て取り除いたが、皮膚に接する部分の乳腺が
僅かに残っていて運悪くそこからがんが再発することもある。
しかし、全摘した右胸より左胸の方ががんになる確率は圧倒的に高い。
これは右胸に残っていたがん細胞転移したというよりも、
乳房の性質は左右同じなので、片方がんになったら
反対側もなる確率は高いということらしい。
 
ちなみにアンジェリーナジョリーのように
遺伝子検査して乳がんの関連遺伝子をもっていることが判明すれば
がんになる前に切除して再建手術をすることもできるが
その場合は切除手術も再建手術も全額自己負担だと言われました。
遺伝子検査も費用がだんだん下がってきているとは言え
20~40万かかるりますし、それに二つの手術の費用を加えたら
かなりの金額になりますね。
 
ちなみに今後、左胸にも腫瘍が見つかり、
それが部分切除で済む内容だったとしても
前回のことがあるからもう全摘してほしいと
お願いしたらやってもらえるかも聞いてみました。
この場合は、全摘手術および再建手術を
保険を使って受けることができるそうです。
 

⑤生理痛や排卵痛がひどくなってきているのはタモキシフェンの副作用と考えられるか

 

あまり考えられないが、

子宮内膜症の検査や子宮がんの検診を

定期的に受けておくように言われたました。

 

⑥生理がなくなったらタモキシフェンでない薬に代わるのか

 

服用中に閉経することは多分ないと思われるそうです。

今47歳で5年間服用しても52歳で

日本人の平均閉経年齢よりも若いそうだ。

かりに平均よりも早く閉経しても

その後2年間はタモキシフェンが使えるそうです。

 

 

⑦食事で特に注意すること(食べてはいけないもの)あるのか

 

食べてはいけないものは何もないそうです。

牛乳を飲んだらいけないとアドバイスを何人かから受けたことを伝えると

先生は軽くため息をつきながら

「なんの根拠もないのに牛乳良くないという説が流れてて困るよ、

これから女性ホルモンも減って骨量も下がってくる中で、牛乳飲まなかったら

何でカルシュウムをとればいいのかしら」と言っていました。

 

牛乳は骨粗しょう症予防の意味でもホルモン療法をやっている

乳がん患者にはおすすめの飲み物だそうです。

先生からお墨付きもいただけたのでこれから心置きなく牛乳飲めます。