おはようございます富士子です。
昨日はアートクレイ作家の友人が出展している合同作品展を
富士宮のRYUGallryに見に出かけ、誘われるままに
オープニングパーティーにも参加させていただきました。
パーティーには以前仕事でお世話になっていた知人も偶然参加していて
久しぶりに会うことができました。
昨日もそうだったけど久しぶりに会った人とのたわいもない会話で
「今何やってるの」「仕事忙しい」とか聞かれると戸惑います。
今の自分の状況をどう説明していいか
「乳がん」であることを隠すつもりはないけど
余計な心配もかけたくないのでとても迷います。
昨日はその人は私が会社をたたんだことを知っているし
立ち話レベルでは終わらない感じだったので
乳がんのこと告白しました。
「今、病気療養中で9月にもまた入院しないとならないから
今は新しく仕事始めないで、バイトしかしてないよ」
こう言って、自分でもハッとしました。
前みたいにもう無理はしないつもりだけど、
同時に「がん」を言い訳にしたくないとも思っている。
それなのに、しっかり言い訳にしていると思って落ち込みました。
退院した直後ならともかく
今はバイトにも復帰して、
あちこち遊びにも出かけているのに
療養中と言えるのだろうか?
家に帰って療養を辞書で引いてみたら
病気の手当てと心身の回復のため休養をとること
そう出ていました。
そうすると体力的にはもうすっかり回復してるからふさわしくありません、
言うならば治療中、そして乳房再建中が適当です。
回復できていないのは身体というより「こころ」の方のようです。
でもそれはがんになったことを受容できていないからではありません。
療養のためのんびり生活したら、気持ちがすっかりなえてしまって
仕事に対する熱意もがん細胞と一緒に取り除かれたのか
やる気起きないのです。
クロネコと惣菜店のバイトは楽しいし
働くこと自体が嫌にやったわけじゃない。
でも、前みたいにフリーランサーや
会社をやるのは気持ち的にもうできそうもない。
惣菜店の経営者の方が朝早くから遅くまで仕事をし
私たち従業員にもいろいろ気を遣っているのを見るたびに、
クロネコのバイトのリーダーがシフトづくりしたり
支店長と私たちの間でいろいろ動いて苦労しているのを見るたびに、
以前の生活に戻りたくないって心が叫んでしまう。
別に自営しようが、勤め人になろうが
責任ある仕事をするようになっても
縛られなく働けばいいんじゃない!
前の反省をいかし同じ轍を踏まないようにすればいいだけど思うし、
人からもそんなアドバイスを受けるけど
気持ちにブレーキがかかるのです。
会社事業譲渡や清算が終わるか終わらないかのうちに
ガンが発覚して、今まで2回にわたる入院とバタバタきたので
ここにきて、会社を手放したことの複雑な思い