ドレーンから出てくる体液を朝晩測定してもらうー

 

ドレーンの先についている袋を病院が貸してくれるポーチに入れ

肌身離さず持ち歩く姿が初めてお遣いの子供みたい-

 

このブログでもドレーンの話題をさんざん書いてきた。

乳がんを経験された方ならわかるだろうけど

そうでない方が文章だけ読んでも『何のこっちゃ???』

となるだろうなと思いながらも書いていた。

 

ドレーンがどんな風に身体から出ているのか写真を撮れば一目瞭然なんだけど、

さすがに胸丸出し写真はアップしたらワイセツだよね~と諦めていたが

見舞いにやってきた同級生Tが「だったらイラストを書けばいいじゃん」と言いう。

 

最初は『そんな面倒なことするか!』と思っていたのだが

下の売店で小さなスケッチブックと色鉛筆を売っているのをみたら

次第にその気になってきて結局購入してしまった。

(時間がたっぷりありすぎてちょっと変になっていたのかもしれない)。

 

買ったからには使わないともったいないと、

シャワールームの脱衣室の鏡で書いたスケッチがこれだ。

(※富士子が手術したのは右胸だが、鏡に映ったままの状態を

描いてたのでこの絵では左側になっている)

ドレインが身体から出ている部分とそれを固定してあるテープの部分が

このイラストだとわかりづらいと思うのでその部分だけ写真を撮った。

(これならワイセツにはらないと思うが・・・)

 

ついでに看護師さんの中でも同年代でとりわけ話しやすい人に

頼み込んでドレーンについた袋から体液抜き取り

測定しているところの写真を撮らせてもらった。

 

「写真撮りたいなんて言う人初めてだよ」と

苦笑いしながら応じてくれたが

確かに富士子みたいなモノ好きはめったにいないだろうな~。

 

朝晩ドレーンの袋の体液をメスシリンダーに入れて測定する。

メスシリンダーを見たのは中学の理科の実験以来だ。

 

これで測った数値が一日40mlを切らなくて退院が一週間伸びてしまった。

最初は血液の量が多くてトマトジュースみたいな液だったのが

日を経つにつれて次第に透明になってくる。

 

最後にバネ秤で重さを測定して空になったことを測定する。

朝晩の抜き取り以外にも一日に何回かこのバネ秤で重量を測って

体液の量を確認されていた。

 

メスシリンダーの中体液をその後どうするのか見ているとビニール袋に入れている。

袋の中には何やら白いものが入っている。

紙おむつに入っている給水ポリマーで

これで固めたあとは医療廃棄物として処分されるという。

 

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どうでもいい余談

 

入院中はドレーンの体液測定のほかに手術した胸の傷チェックを受ける

これは一日7~8回くらいはある。

 

体液はなかなか思うように減らなかったが

医師の腕が優秀なのか、富士子の皮膚ががんばったのか

こちらは早くから合格点がもらえ

「いいですね」「キレイですね」とみんなに褒められた。

 

これは前回の入院時もそうだったのだが

別にナイスバディーだと言ってもらえているわけではないのだけど

褒められるとなんだかうれしい。

それを母に話したら「あんた、つくづくバカだね~」と呆れられた。

ハイ、自分でもそう思っています。