2019年2月14日 バレンタインデー
富士子の今回の手術は
乳房切除が乳腺外科、再建のためのエキスパンダー挿入が形成外科と
二つの診療科がかかわっているため朝の回診も両方ある。
たいてい朝8時すぎに主治医である
乳腺外科の林先生が一人でさっとやってくる。
しばらくすると形成外科の回診が来る。
医師3~4名、看護師1名の大所帯で来るので
「チーム形成」と富士子は呼んでいる。
形成外科はレジデントと言われる若手の医師がたくさんいる。
(レジデントを調べてみたら研修医、それを終えたばかりの医師の
両方の意味があり、使い方は病院によって違うらしい。
静岡がんセンターの場合はどっちかは知らない)。
さて、朝の回診は基本的にはそのレジデントたちが診察して
副医長である荒木先生は後ろでフムフムって感じて監督している。
でも今日は荒木先生の上司である部長も来てた。
カーテンの後ろで
「術後一週間だったらエキスパンダーに少し水を入れてみてもいいかもしれないな
その方が体液が乳房内にたまるスペースが減るから」
とレジデントに助言をしていた人、遠くて名札見えなかったけど
あれはHPに出ていた再建・形成部長の似顔絵と同じ顔だったもの。
静岡県立がんセンターのHPの診療科ページ内にスタッフ紹介コーナーがあって
医師の名前や経歴とともに似顔絵も出ている。
どの先生も似顔絵もうまく特徴をとらえていてソックリだ。
主治医以外の医師に初めて会っても「アッこの人」と分かり
便利だし、面白いから入院する前にはぜひ見ておくことをお勧めしたい。
今日もそんな感じでチーム形成の回診も終わったし
さぁこれから朝の散歩でも思ったが
9:00~乳腺外科の回診ありますからいてくださいと言われた。
「林先生ならもう来ましたよ」と言ったけど
それとは別で来るので・・・とのことだった。
そのうちに、形成ほどは大所帯でないけど
医師と看護師が数名やってきた。
部長が診察してくれた。
初めて会うけどすぐわかった。
似顔絵を見ていたのもあるけど、
乳腺外科では黒一点だからだ。
そういえば昨日は乳腺センター長が来たような・・・
ということは、乳腺外科もチームで回診をしてたわけで
林先生がいつも一人で来るのは、回診とは別に
自主的に自分の患者の様子を見て回っていたということ?
(あとで看護師さんに聞いてみよっと←聞いてから記事書けよと自分でツッコミ)
入院生活の朝7時すぎから9時の2時間半ぐらいの間は
ちょうど看護師さんの夜と昼の交代タイムもあるためか
医師・看護師入れ替わりたちかわり、やって来てバタバタしている。
(そのたびパジャマのボタンを外したり止めたり富士子も忙しい)
2回目入院10日目にしてようやく回診システム(?)が理解できたような気がする。
それにしても林先生、本当いい先生だわ~。
さっき退院していったお隣さん
昨日の午後お話をしたら主治医は林先生だったけど
手術は違う先生だったそう。
この日なら違う先生だけど予定より早く手術できますと
連絡があってお願いしたのだとか。
(こういう事もあるのだね)
このあと主治医は林先生でも手術した先生と選ぶことができるそうで
「林先生話しやすいから、そのままにしようかな」と言っていたが
結局手術した方の外来担当曜日の方が都合がいいから
そちらにお願いすることにしたそうです。