10階西病棟の1054号室の窓側が富士子のベッド。
東南に窓が大きくとられていて長泉や三島の街が一望できます。
静岡県立がんセンターの相部屋の定員は2人
とってもゆったりしたつくりになっています。
ベッドにはテレビがついていて、テレビ放送だけでなく、
病院の案内から自分の手術や診察スケジュール、検査結果もこれで見られます。
面白いのでこれをいじっていてあまりテレビを見ませんでした。
そして食いしん坊の富士子が何よりうれしかったのは
食事メニューも確認できるだけでなく、
そこで希望のメニューが選択できること。
それもA定食、B定食とかその程度の選択でない、
主食は白米or雑穀米
メインは天ぷらor豚の生姜焼き
副菜は、デザートは、と一品づつチョイスできるのには感動しました。
トイレと洗面所は部屋を出てすぐのところにあります。
隣の部屋と共有で4人一緒に使う形です。
富士子が以前入院したことのある地元の市立病院は
トイレも洗面所も離れていてもっと多くの人と共有してました。
だから朝の時間帯は混雑することがあったけど、
4人ではそんな心配もいりません。
洗面所には各自にニッチ収納(壁の厚みを利用した収納)があり
歯ブラシや洗顔用品を入れて置けるのもうれしい。
使い捨ての紙タオルも洗面とトイレには完備されていて
とても快適です。
お風呂とシャワーはナースセンターの近くにあります。
こちらは多くの患者さんと共有なので
ホワイトボードに予約の名前を書いて使います。
富士子は初回入院中シャワーしか使いませんでした。
乳がん手術したあとは下半身のシャワー浴しか認められていないので。
(なぜか縦写真が横に表示されてしまうが直し方わからない・・・)
コインランドリーもあって長期入院でも洗濯物には困らないようになっています。
それ以外に病棟にある共有スペースとして
廊下の突き当りに椅子が置かれたコーナーがあります。
ボーっと外を眺めるのに最適な場所です。
もう一つ共有スペースで忘れてならないのが
エレベーターを降りてすぐのデイルーム。
ここは患者さんやお見舞いの方が歓談したり、食事したり
自由に過ごせるフリースペース。
デイルームにはお茶とお湯のサーバーが完備されてます。
カップに入れる時は問題ないのだけど
水筒にお湯を入れて部屋に持ち帰りたい時に
入れ難くく困っていたら、親切な人が教えてくれたました。
「キッチンの水栓からも熱湯がでるのでそれで入れた方がいいよ」って。
そう、キッチンも完備されています。
キッチンの近くには共有使用の冷蔵庫もあります。
冷蔵庫は各自のベッドサイドにもあるのだけど
食料をたくさん持ち込む人は入り切らないので
名前を書いてここに入れておきます。
富士子は目撃していないけど味噌汁を作っている患者さんもいたそうです。
抗がん剤治療中は口がマズくなって食べられるものに限りが出るそうで
自分の好きな食べ物を持ち込む人が多いそう。
病院としてもとにかく食べることを優先しているようで
病院の食事を頼む頼まないも自由と聞いて驚きました。
食事を頼んでも食べられるかわからないのでと
持ち込んだものや売店で好きなものを買ってきて食べたり、
病院内のレストランに食べに行く人もいるみたいです。















