2018年11月9日午前7時

手術後の長くてつらい夜がようやく開けた。

私を20時間もベッドにはりつけ

寝返りを打てなくしていた管や装置をようやく外してもらえた。

 

上半身起こしても構わないと言われ、早速起きようとしたのだが、

麻酔の影響なのか、長く寝すぎた影響かわからないけど

頭がフラフラして起きていることができず

相変わらず横になったままでいた。

 

そのうち朝食が運ばれてきた。

ベッドに座ったまま食べられるような形で配膳してくれてあるで

何度か起き上がって食べようとしたがギブアップ。

結局合わせて3口食べただけだった。

(下がその朝食、ふらつくけど根性で写真は撮った)

 

食べることが大好きで、出された食事は残さす食べるがモットーの富士子。

「私としたことがご飯を食べられないなんて~」と、

ショックのあまり一気に病人モードになり

こんな状態で明日退院できるのかと不安になってきた。

 

そんな時に主治医の林先生が様子を見にやってきたので

「頭がふらついて起きれないです」と窮状を訴えるも

最初はそういうものみたいな感じで取り合ってくれなかった。

 

まあ、実際そうで、

しばらくしたらふらつきも収まり、

当初の予定通り看護師さんと午前中に歩行訓練もできたのだけど、ね。

 

昼になってなって林先生が再び、

今度は看護師さんたちを引き連れて回診にきて

「どうする明日帰る?」と聞く。

 

驚いて「いてもいいんですか???

次の人が待っているから早く出ないと」

と言ったら看護師長さんが

「週末は治療のない方が一時帰宅するので

ベッドも余裕があるのでいいですよ」という。

 

お言葉に甘えて退院を一日延期することにした。

これは体調が心配でというより、せっかくの病院ライフを

もう少し楽しみたいという理由の方が大きい。

 

さて、実は富士子は昨晩から気になることがあった。

 

体位交換に来てくれたある看護師さんが
「手術一番手の人は待っている時間が短いけど、
その分寝ている時間が長くて大変だね」
と言っていたのだ。
 
寝てなくちゃいけない時間数は順番によって違うのか???
 
そこで、
手術二番手、三番手の人の場合も
起きていい時間は同じ午前7時か尋ねてみたら
その通りだそうだ。
 
これはショックである。
 
術後20時間寝かされていたのは
それだけの時間安静が必要だったというより
管理上の問題だったわけ~
それなら手術三番手が良かったよ!!!!
(この部分は心の叫びなので口出して言っていない)
 
後日、着物友で以前看護師をしていたMさんにこの話をしたところ
術後の麻酔が残ってフラつくような人がトイレで倒れたりしても
人目に付きにくい夜だと発見遅れて一大事になるかもしれないから
翌朝まで寝ててもらうのだと教えてもらった。
 
安全を考えてのことだだったとはいえ
あの20時間ベッドはりつけ獄門の刑(?)は辛すぎだ。
 
しかし、その辛さとと引き換えに手術トップバッターになれて
「私一番なんてラッキー」と上機嫌で手術室に向かえたことは
良かったけれど・・・・・。
 
いずれにしてももう済んだこと
もう体験することもないことだと水に流した。
 
昼食
これは全部完食できたので、まだ腕についていた点滴の針を外してもらえた
お昼も食べられないようだと点滴で栄養を補給するそうだ。
 
夕食
副食に大好きな茶わん蒸しをセレクト