2018年10月30日
がんセンターに手術説明を聞きに行く日だ。
実はこの日東京で外せない打ち合わせが入ってしまった。
(再検査を受けたふじの町クリニックの時もそうだったが
どういう訳か診察日が重要な仕事と重なることが多い)
それで説明を聞きに行く日をずらしてもらうことも考えたのだが
9月に参加したがん撲滅チャリティーイベントで
会ったがんセンターにお勤めしている人から
説明の日をずらすと手術日も変わってしまう可能性が高いと教えてもらった。
ビジネスパートナーのUさんも一人で大丈夫と言ってくれたのだが
今まで私が窓口を務めていたのに当日いないという訳にもいかない。
悩んだあげく、午前中だけ参加して午後はUさんに任せて帰ってくることにした。
三島駅まで母に車で迎えに来てもらいそのままがんセンターに直行。
予約時間15:00までに滑り込みセーフで到着できた。
前回の診察は8月28日で実に2か月振りの診察。
お目にかかるのが2回目の林主治医の先生から
手術の方法について詳しく説明を受けた。
【手術:パターン1】
腫瘍の周りを円形にくりぬく部分切除とともに
わきの下のリンパ節に転移していないか調べるため
「センチネルリンパ節生検」も行う。
ちょっとだけリンパ節を切り取り検査して転移してないようならこれで手術終了。
ここまでで所要時間一時間半~2時間という。
【手術:パターン2】
転移していたら腋窩リンパ節郭清(えきかりんぱせつかくせい)
と言ってリンパ節を取り除く手術が続行される。
そうすると時間が30分~一時間追加されるという。
一昔前は部分切除でもリンパ節は根こそぎ取っていたらしいが
そうすると腕の動きが格段に悪くなるので
今は検査をしながら手術して
不要な切除はしなくてすむようにしているという。
リンパまで転移していないパターン1で済むことを祈った。
この2パータンの手術説明をしたあと先生から尋ねられた。
胸を開けてみて予想より広範囲にがんが広がっていたら全摘する可能性も0ではないが
その場合手術を続行していいのか?という質問だ。
手術を終えて目覚めた時に自分の胸がなくなっていたら
立ち直れないぐらいショックを受けてしまう人もいるから
こうやって確認を取っているらしい。
せっかく開いた胸をまた閉じて、後日一から全摘手術受けるなんてことはしたくない。
痛いのとお金がかかることは一回で済ませたいので続行をお願いした。
そういえばパート先のお惣菜店の上司Rさんは
部分切除手術を受けてそれが終わったあと
まだ悪いところが残っていたとからと後日全摘手術を受けている。
先生に私の知人にこういう人がいるのですがと尋ねると
「そういうケースもあります」という。
手術中に検査をしてもわからないことがあるんだな~
それだけ乳がんの診察って難しいだと思った。
(実際私はこのパターンに該当し、もうすぐ2度目手術が控えているのだが
この時はそんなこと微塵も思わず他人事として聞いていた)
最後に私の方から質問した。
「お風呂は手術前日は入って問題ないですよね…」
がんセンターの最上階に入院患者の入れる展望風呂があるので
ぜひとも入ってみたいと思っている。
がんを伝えた友達にもこの話をしており
「行ったらレポートしてね」と言われてた。
手術を終えたらしばらくはシャワー浴になってしまうので
入るなら前日しかない。
先生から「いいですよ~」と言われ一安心。
横にいた母が「まったくこの子は~」みたいな呆れ顔でこっちを見ていた。
診察室を出て、看護師さんから入院時の持ち物などの説明を受けて
入院受付コーナーに行く。
ここで当日の入院時間を教えてもらえるのかと思ったら
「午前中の予定ですが、何時に来てほしいかは後日電話連絡します」とのこと。
これじゃあ当日の予定が立てづらいが仕方ない
なるべく早めに連絡が来てほしいものだ。