さて、この後は何をしようか…と考えていたら、ふと路線図が目に止まりました。
「ここから伊勢市や賢島までも行けるよね…」
ついでに時間を見ると、まだ大阪しまかぜには間に合う時間。
ということで、急遽しまかぜに乗車することに。
しまかぜといえば伊勢志摩へ向かう観光特急。座席が取れにくいので有名です。
でも、「今は乗客が少ないはずだから取れるに違いない…!」と思って聞いてみたら無事当日に取れてしまいました。
賢島は以前行ったので今回は伊勢市を目指します。
まずは大阪上本町から始発地の大阪難波へ向かいます。
大阪難波で朝ごはんを食べて再びホームへ。
すると、しまかぜの送り込み回送が停車していました。
この編成は一旦阪神なんば線桜川で折り返した後再び大阪難波へと戻ってきます。
発車時刻の数分前に戻ってきました。
大阪難波はホームが少ないため慌ただしい発車です。
乗り遅れないよう急いで乗車。
全車特別車のしまかぜ。やっぱりこの明るいクリーム色の座席が特徴ですね。
発車すると記念乗車証とおしぼりが配られました。
おしぼりは温めて提供され、細やかな気遣いが感じられます。
列車は高安検車区の横を通過。
先ほど見た鮮魚列車が止まっています。
リニューアル前の20000系「楽」や15200系「あおぞらⅡ」の姿も見えました。
大和八木に停車。次はもう伊勢市です。
とはいえまだまだけっこうかかりますが…
列車は奈良と三重の間の山間部を走っていきます。
いろんな看板が見えてくると、伊勢中川のデルタ線です。ここで名古屋方面からの線路と合流。
伊勢神宮の祭祀を執り行うため朝廷から派遣された斎宮が執務した斎宮跡の横を通過。
JR東海参宮線の線路と並走するようになると、伊勢市に到着です。
ここで下車します。
ここからJR側のホームまではかなり距離がありますが、跨線橋で繋がっています。
JR線との間には連絡改札口は存在しないため、JR側には自由に行き来できます。
というより、伊勢神宮に近い南口へはJRのホームを経由しないと行くことができません。
それでは、これから伊勢神宮に参拝しに行きます。
まずは伊勢市駅から歩いていける外宮(豊受大神宮)へ向かいます。
参道にはお土産物屋が立ち並んでいます。
歩くこと約5分、外宮に到着しました。
外宮(豊受大神宮)は 天照大御神の食事を司る神であり、衣食住を始め産業の守り神でもある豊受大御神を祀った神社。外宮→内宮の順にお参りするのが正式だとされています。
中に入っていきます。
境内には森が広がっています。
ここが正宮。
さっそく中に入ってお参りしてきました。
さて、次は内宮へ向かいます。
歩くと50分くらいかかるので三重交通のバスを利用します。
なんだか面白いところに広告のあるバスがやってきました。
内宮へ行く方は多いのか、かなり混んでいました。
10分ほどで内宮前に到着。
国道23号線の終点らしいです。
それでは、いよいよ内宮(皇大神宮)の境内へと足を踏み入れていきます。
まずはこの大きな鳥居をくぐります。
五十鈴川を渡る宇治橋を渡ります。
日常の世界と神域をつなぐ橋だと言われているとか。
橋を渡った先にはきれいな花を咲かせる梅の木が。
ここは神苑。
内宮も境内は森が広がっています。
古くから保護されてきたため、豊かな自然が広がっています。
その森の中をゆく参拝路は明らかに外とは雰囲気が違っていて…
うまく言いあらわせませんが、凛とした雰囲気が漂っていました。
しばらくすると開けた場所に出ました。
ここは五十鈴川の御手洗場。古くから参拝者はここで身を清めていたそうです。
いくつかの鳥居をくぐりながら進みます。
ちなみに鳥居に取り付けられているのは榊の葉。ここ伊勢神宮では注連縄の代わりに用いられているそうです。
正殿の下までやってきました。
これより上は写真撮影ができません。
荘厳な雰囲気です。
お参りが済んだ後、帰りがけに面白い光景を見かけました。
休憩所の入り口に数羽のにわとりがたむろしていたのです。
休憩所の中にも…!
伊勢神宮ではにわとりは「神鶏」とされており、放し飼いにされているのです。
こちらのにわとりは尾が長い「尾長鶏」。
その可愛らしい姿にしばらく見とれていました。
それでは、次回に続きます。
★乗車データ
近鉄難波線(阪神直通)尼崎行き 大阪上本町(9:37)→大阪難波(9:40) 近鉄9820系
7001 近鉄特急 しまかぜ 賢島行き 大阪難波(10:40)→伊勢市(12:16) 近鉄50000系「しまかぜ」
三重交通 外宮内宮線 51系統 内宮行き 外宮前→内宮前
次回→(執筆中)
前回
最初から