一緒に帰ろうって
ハグされた


わたしはつっ立ったままで
まわしかけた手を動かせずに


うん、一緒に帰ろう!
そう言ってごまかして
みんなの元に戻った



一緒に帰ったらどうなるか‥
酔った頭で想像した。


ダメだ、と思った。


先輩も同僚たちも相変わらず楽しそうに飲む
完全にみんなできあがってる深夜


そーーっと、抜け出して
ひとりタクシーに飛び乗った。


逃げた!


いろいろ考えちゃって
この先のこととかいろいろ、いろいろ。


こうして逃げたわけだけど、
考えちゃうのはなんでだろ。
手をまわそうとしてた自分が怖い。


酔ってたから。
それで片付けたいんだ。
ばちばちに理性働いて逃げたくせに。