1923年9月1日11時58分ごろに起きた関東大震災およびその関連において亡くなられたすべての犠牲者に追悼の意を表します。

 

・地震後に起こった日本人自警団らのコリアンの"殺害"は"虐殺"なのか

 

 地震後に日本国内の朝鮮人・中国人・社会主義者らが日本人自警団らに殺害されるという事態が起ったのは既知のことですが、慰安婦問題では自らの記事を誤報と認めた朝日新聞をはじめほとんどのメディアが虐殺としています。

 

それに対して2020年末に「慰安婦は売春婦」とした論文を発表したハーバード大学のラムザイヤー教授「関東大震災後の日本人によるコリアン殺害は正当防衛」という趣旨の論文を発表し現在大騒ぎになっています。

 

ネットでは「コリアンらによる犯罪はデマ・フェイクニュース」「民族差別によるジェノサイドだ」「歴史修正を許すな」との文字が乱れ飛んでいます。

 

歴史"修正"と言っても、誤ったことを正す是正なら、朝日新聞を見習ってどんどん行うべきものかと思いますが、その前に歴史が歪曲されているのか?

そしてそれが意図的に行われていないのか?ということが今回の陰謀論となります。

 

 

・「震災後のコリアン虐殺という日本人の過ち」という情報を鵜呑みにし、100年慰安婦問題のように謝り続けてきた日本人にちょっと違った動き

 

 東京都の小池知事は7年前からそれまで恒例であった追悼式典への追悼文を送らなくなっており、今年の100年目の追悼式にも送らないことになりました。

 その理由は「犠牲者全員を追悼しているから個別にするのは・・・」ということのようですが、追悼するべきとする関係者やメディアに対していうがままにならないという決意を感じます。

 

 

 2024年の都知事選ではその100年目の式典へ蓮舫氏や石丸氏が追悼文を送ると公表し、ラサール石井氏も言及するなど選挙の最大争点の一つというより、そのために都知事を交代させると言っても過言ではない程に感じました。

 

日経ビジネスなどはこの有様

 

結果は小池氏の圧勝ということは、都民の大半が現状に問題ないと思っているということなのでしょうが、それでも二位の石丸氏と三位の蓮舫氏の票数を合わせれば看過できない数とすれば、この問題をはじめ何が起こっているのでしょうか。

 

朝日新聞をはじめ、日本のほとんどのメディアが"虐殺"としている

 

地震後に起きたコリアンの人たちの"殺害"について、上記の"朝日新聞"の記事では「朝鮮人"虐殺"」となっています。

 

ネットで「関東大震災 朝鮮人」で検索すると「朝鮮人の暴動はデマ」一色といっていいほどの中で、冒頭に"かの"ファクトチェックセンターの記事が出てきます。

 

判定

関東大震災後に発生した朝鮮人虐殺の犠牲者数は、調査によってその数が数百人単位から6000人余りの幅があり、確定的な数は不明瞭だ。ただし、6000人余りの調査を否定する資料もない。したがって、「朝鮮人6000人虐殺は『100%嘘』で確定」したという言説は根拠不明と判定する。

 

『「6000人は100%嘘」は根拠不明』と判定しながら「6000人は根拠不明」と「判定はしない」という、相変わらずの偏向スタンス。誰の何のためのチェックなのかと毎度考えさせられます。

 

同センターの以下の重要な検証を見てみると

 

朝鮮人による暴動・犯罪はあったのか

(略)つまり、大規模な暴動などは確認されず、殺人2件についても詳細はわかっていない。蜂起、放火、投毒等については「一定の計画の下に脈絡ある非行を為したる事跡を認め難し」と否定している。

発災当初、朝鮮人への警戒を呼びかけた警察は、実態がわかってくると「朝鮮人の暴動などはデマ」と注意喚起するビラを配布した。9月7日に警視庁が出したビラには「(朝鮮人の暴動など)ありもせぬことを言いふらすと罰されます」と書いている。

 

最も重要なチェック項目があまりにお粗末。

・「大規模な暴動は確認されず」と同センターが確認できなかっただけ。なかったと断定したわけではない

大規模でなかったら暴動・犯罪はあったかのよう

・「一定の計画の下に脈絡のある非行をなしたる事跡」が認めがたいのであって「計画なく、脈絡のない非行は認める」と読める

・詳細がわかっていないならなぜ記事を書いた新聞社等に確認しないのか(東京日日新聞は現毎日新聞)。朝日新聞は会社として誤報と認めている。歴史的重要検証がまるで素人レベル。

 

・「デマ」のビラをまいたというが、自警団が集団心理により罪のないコリアンまで殺害し始めたとすればそれを止めるのは警察として当たり前。その際「犯行は事実だが殺してはいけない」としても効果があるわけがない。

 よって制止のための方便である可能性もあるなかで、それをとりあげて嬉々として「ファクト」としている同センターのあまりにお粗末な誘導はいかに

 

つまり、最も検証すべき「朝鮮人・中国人・社会主義者」らの犯罪・暴動・略奪・放火・強姦などは適当なおためごかしで素通りして、それよりも「日本人が彼らを殺害した」という点を書き立てるもののような印象を受けます。

 

 

・日本国内においても定説化されている"虐殺"に異を唱えている方がいる

 

 

雑誌「SAPIO」に1年にわたって連載された注目作
話題作・問題作を次々と世に送り出している工藤美代子が、徹底した歴史考証を通して、「あの定説」に真っ向から挑み、新たな日韓関係の構築を目指す壮大な歴史ノンフィクション。

 

2009年に産経新聞出版から発刊されていますが、あまりに完成度が高いためか、「コリアンらの犯罪はデマ」としてきかないメディアも目立つほど引き合いに出して否定しません。

 

そして新たにこの問題に参論して話題沸騰しているのがこの方。

 

 

 

なぜか日本のメディアのこの内容の記事が見つからないので韓国の極左ハンギョレ紙の記事を載せます。当然に「歪曲」と断定しています。

 

韓国や北朝鮮の南北コリアからすればそんな論調になるのでしょうが、ここ日本で「ラムザイヤー 関東大震災」と検索すると異様なほどにラムザイヤー教授批判一色といっていいほどの反論・批判・貶し記事が出てきます。

 

 

上の記事で"「慰安婦=売春婦」主張"とあるように、実は同教授は2020年末に「慰安婦は売春婦だった」という論文を発表されていて、今年国家基本問題研修所JINFから日本研究賞を受賞しています。

 

 

受賞の異様な挨拶がこちら

(抜粋)

学問のために尽くしてきたつもりでしたが、慰安婦の研究の関係で辛い苦労が3年間も続きました。それにも関わらず研究をすることができたのは、いつも力強く支持してくださった友人の皆様と暖かく支えてくれた家族のおかげです。慰め、励まし、支持してくれた皆様、そして「あんたは、言われたほどのひどい人間じゃないよ」、「単に本当のことを言っただけだから、謝っちゃだめだよ」、「正しいことは、正しいことだと言えばいいんだ」と見守って下さった方々に心から感謝を申し上げます。

 

この歴史を短い論文に書いてみたら、ご存知の通り欧米の日本史専門学者にとっては、聞きたくない歴史であることが明らかになりました。彼らは、ジャーナルに論文を撤回するよう請求し、ハーバードに僕を罰するための運動をも続けました。

 

慰安婦関係の攻撃には切れ目がなく、毎日続きました。にも関わらず、毎日、毎晩、二十四時間続いたせいで眠れなかった晩は、残った数少ない日々に人間として生きたい方向について考える機会になりました。

 

 *真実を述べている人を支える。真実を述べて攻撃されている人は、友達であってもなくても支える。真実のことを述べているからこそ支える。
 *どんなことに関しても、真実を要求する。
攻撃されても、追放されても、真実に反することは絶対書かないし、真実のことを書いたからといって謝ることは絶対しない。

 

受賞の挨拶でこんなことを書く大学教授がいるでしょうか。こういう世界的な攻撃が、日本の中の真実を語ろうする研究者を黙らせていることは明らかでしょう。

 

過去にこのブログでもとりあげた新潮の記事で、その壮絶な攻撃が掲載されています。

 

そんな歴史歪曲攻撃にも屈せず、

結局、論文は撤回されませんでしたが、より詳しく説明するべきだと思い、著名な有馬哲夫教授と英語の共同論文を書き、優秀なジェイソン・モーガン准教授と英語の本をも書き、今日のとんでもない素晴らしい賞を受けることに至りました。有馬、モーガン両先生、僕には絶対書けなかった綺麗な日本語に論文を訳して下さった藤岡信勝、山本由美子、藤木俊一、矢野義明、と茂木弘道の各先生、そして貴重なアドバイスを下さったその他数多くの先生方に繰り返し感謝の言葉を申し上げたいと思います。

 

逆に反撃することで賞を受賞したことは日本人でもできない反骨精神かと思います。

 

その結果「ラムザイヤー 慰安婦」でネットを検索すると

慰安婦性奴隷説を ラムザイヤー教授が完全論破という見出しが躍るなど、まるで「"染井吉野(桜)が韓国発祥"という起源詐欺が終了」のような雰囲気になっています。

 

 

こうした大規模歴史歪曲では

・染井吉野は日本で開発された園芸種で韓国起源ではない→是正完了

・慰安婦は性奴隷→是正しつつある

・世界の慰安婦像→これから是正

・関東大震災後のコリアンら殺害は日本人の正当防衛→いまココ

・戦後コリアン労働者の強制徴用→韓国内判決により静かに歪曲進行中

・軍艦島のコリアン労働者の強制徴用→世界遺産登録を機に歪曲中

・佐渡金山のコリアンの強制労働→世界遺産登録を機に歪曲中

なのかと思われます。

 

 

なお、気になる震災後に実際何があったのかを検証した弊ブログがこちら

 

関連記事

 

そよ風というブログにて、ラムザイヤー教授の論点がまさにこちらのしてきた主張と同じという、「ラムザイヤー 関東大震災」の検索の中でも希少な賛同意見だったので載せておきます。

 

 

さぁ信じるも信じないもあなた次第です!

しょーもない陰謀論だったら、笑い飛ばしてやりましょう!!