18時頃に父親が電話をかけてきた。

   

「お前家ぐしゃぐしゃにされてる。情けない。お前のいないときに」


私「どういうこと」



父「部屋に靴も物も、なにもかも放り出されてぐしゃぐしゃになってる。お前のいないときに、なんでこんなんさせてるんや?お父さんこわいから、一言しか言えんかった」



父親は、Kにずっと優しかった。


ご飯うなぎ買ったりするときは、一番高いものを、Kに買っていた。


お寿司でも、なんでもできるかぎりKにいいものを買っていた。



バイクも家の駐車場に駐車させてあげていた。



お金ないときは一時間8000円の掃除バイトをさせてあげていた。


そういうときでもKは私にはどなっていた。



優しくしていたのに、私のいない間に部屋をぐしゃぐしゃにして、見つかるとKは恐ろしい形相をしてにらんできた。



身の危険を感じたぐらいだったらしい。


父は、Kがアメフト、ラグビーしているの知ってるた。


体重は90キロほどだった。


そのようなものが、私のいな間にうちの中を荒らし、ひっくり返してると、もう恐怖しか感じないようだった。


驚いてまたKに電話した。


でなかった。



必死になってかけた。



それでもでなかった。