Kは衝動的に変心するとその心のまま、目標に向けて動いた。
アメフトを一生しようと思い、K
大目指していたときもそうだった。
K大のための備えに(しかもK大は医学部でない)、大阪医科薬科大を受けて一次試験に合格し、K大学落ちたことが、医学部というの目標へ変心のきっかけをつくった。
きっかけを作ったのは私だった。
医学部に行ってほしかった。。
そして医学部に行った。
このときKには、親友太郎というかけがえのない友人、恩師と呼ぶアメフトの監督と家庭教師、アメフトをしてきた長きにわたる友人達がいた。
すべてを持っていた。
それなのに、親がお金惜しさに学費安くすむからと、勝手に地域枠で大学に申し込み、地域枠で大学に入った。
大学では、大金持ち医大生に囲まれ、奢られることが当たり前になってしまった。
奢られらる金額も一人一回少なくて5000円、多いときは5万という大学生としては有り得ない金額だった
服もいる、遊ぶお金もたくさんいる、めちゃくちゃ遊ぶから追試になる。
そんな日々足らないお金は全部彼女の私がカバーした。親が出してくれないから。
親は金ないと、まわりの誰かが出すだろうといい、最低限だけしか出してなかった。
自分は外車乗ってるのに。。
息子には大学で必要なiPadすら出さなかった。
でも、このころはまだ太郎がいたから私に感謝し、太郎の無邪気なところに影響を受けていた。
ところが、ある夜の海からの言葉で、太郎を悪と認定し、太郎をばっさり切った。
海は夜中電話かけてきて
海「太郎がな、俺の親から渡されたカード不正利用してる。たぶん50万以上いやもっと」
K「やばいな、あいつ。」
海「いまから話できる?こっちきて」
普通そんなことしないし、しても見つかったら逮捕されることぐらいわかるだろう。
太郎は優秀なこだった、勉強も遊びも精一杯していた。
いろんなことができた。
自分の足で立っていた。
バイトもきちんとしていた。
海との話すために深夜でていき、帰ってきたのは朝だった。
私はいつもKが深夜出ていくと、寝ないで待っていた。
私「どうやった?」
K「あいつな、おれの母さんのことも、悪口いうてたらしい、一回しか会ってないのにKの母さんやばいとか」
実際すぐにKの母親がやばい人間であることは、通常の感覚をもった人間にはわかることだった。
だけど、Kには母親は教祖様のような存在だった。
常に洗脳されているから。
K「海のカードも何百万使われてるみたいやし、あいつ嘘つきや。ほんまにやばい」
四年にわたる大親友をたった一人の友人の言葉だけで切るなんて、しかも犯罪者あつかいして、その日から太郎を避けた。
連絡も無視した。
太郎は、賢かった。
長文のラインをKに送り、そしてK、海、セリをブロックして消えた。
Kは、海のことを友人といいながら、嘘つきのところもあって信用できないと言っていたのに、太郎のその行動をばかにした。
三人のなかは深まり、太郎は消えた。
そこから大好きだと言っていた私への態度も豹変した。
毎日毎日、ものをぐしゃぐしゃにされ、暴力ふるわれ、難癖つけられては、お金を要求された。
海と、海が狙っていた太郎の彼女セリと散々遊び、私への態度が急変した。
その後、留年し、海も、セリも働きはじめ、急に私に心が向いた。
だけど、海は働きはじめても連絡頻繁にあるし、バイクという新しいおもちゃができたので結局向いた心は、過去最大の暴力になった。
骨折したことで、そこから一年ぴたっと直接的な暴力がきえた。
衝動のくりえし。。
暴言はおさまらなかった。
別れたいとは言わず、付き合ってるという状態だった。
でも、母の日に、プレゼント渡し、喜んでる母が、
「今回のプレゼントは、お前の感謝の気持ちがでてるな。
お前がしっかり自立しないとパパ弱ってるから死ぬから、お前がんばるように。」
という母の言葉があった。
「10歳はなれた彼女と結婚した友人のお嫁さんをおばさん、気持ち悪い、親不孝やな」との母の言葉から私への態度が豹変した。
新たな目標は、
「私と別れて自立する」に設定された。
ロボット?
プログラミングされたとおりに動く。
起動する言葉いれると設定変わるなんて。
自立、といいつつ、散々外で遊んで足らなくなって私のせいにしてお金を取り上げてるだけだった。
でも私はまだ信じていた。
いつか、昔のKに戻ってくれることを。
大事な大事なものと引き換えに守ってきたから。
昔の純粋な気持ちに戻ってくれることを。
どんなひどいことを言われても、彼の発達障害が原因だと思い、堪えた。
8月にはいつも行く宮古島にもダイビングに一緒に行く予定にしていた。
二年前に、太郎を切り、海とセリと遊び、私に暴言、暴行、脅迫してお金とられてたけど、宮古島にダイビング行ったときは、ダイビングだけは、そしてあのいつもとまっていた宿はとても素敵だったから。
またきっとあのときみたいに、少しずつ変われるかと、その過程でいいようになれるかもと期待してた。
でも、そんなことはなかった。。
本当に、いばらの道が続いているだけだった。