あの日以来ずっと考えてた。どうしたらよかったのだろう。
何かあったとしても、私との授業も卒業してるし、20才超えてるし問題ないのではと思った。
テキスト渡し忘れているから持っていくとの連絡があり、彼はある日の午後家に来た。
お茶を出し、話をしていると、この前はごめん、お詫びできちんとマッサージするからと謝罪があった。
いや、全然いいよーごめんごめん、なんか私も変な感じで帰ってしまって、と普通に話した。
自宅だったので普通の、なんならボロボロの部屋着だった私は安易な気持ちでマッサージをお願いした。
今度はきちんと丁寧にマッサージしてくれたのでいつの間にかうとうとしてしまっていた。
するといつのまにか行為が始まっていた。
なんだかよくわからない間に行為が終わり、終わるとすぐ彼は友人に会うため帰ってしまった。
一線を超えてしまったけど、そのさきのことは何も考えなかった。
期待もしていなかった。
突然のことに驚いてしまったけど、でも嫌ではなかった。