の続きです。
無痛分娩予定日まで1週間を切った37週6日目。
その日は朝からなんとなく、胎動を感じないなぁと思っていました。
とはいえ長男はよく寝るタイプ?だったので、それ自体は珍しいことでもありません。
体調も特に変化なし。
痛みもなければ張りもなし。
でもなんとなく、なんとなく嫌な感じがしました。
そのまま一時間ほど様子を見つつ、ときどきお腹をさすったり軽く叩いたり呼びかけたりしましたがやはり反応なし。
どんどん膨らんでいく不安感。
まさか、いやいや昨日まで動いてたんだし、と自分に言い聞かせつつ、産院の開業時間と同時に電話。
状況を伝えたところ、すぐに診てもらえることになり、とるものもとりあえず車を走らせました。
焦る気持ちをおさえて運転しながら声をかけ続けるも、やっぱり動く気配はない。
車で10分程度の距離がずいぶん長く感じたことを今でもはっきり覚えています。
産院について受付を済ませると、待合ではなくそのまま奥の検査室へ案内されました。
すっかり顔見知りになった看護師さんはあくまでににこやかに普段通り接してくれましたが、どことなく緊張感が漂っていた気がします。
看護師さん「赤ちゃん今日はお寝坊さんなのかな~?じゃあちょっと赤ちゃんの様子見てみるね~」
私「ですかね~、あはは…」
私の顔は間違いなく顔引きつってたと思うんですが、あえて明るい雰囲気を崩さず接してくれる看護師さん。
ベテランぽい方だったので、おそらくこういう状況は何度も経験してらっしゃるのでしょう。本当に頭が下がります。
そのままベッドに寝るよう促され、心電図や胎動、胎児の心音を計測する機器(なんか吸盤みたいなアレ)を胸やお腹に貼られたり、手首にベルトみたいなものを巻かれたりして計測開始。
機械の音や心電図の紙?が出てくる音だけがひびく空間で、天井を見上げたまま心臓が口から飛び出そうな時間を過ごすこと何分か(緊張しすぎて覚えてない)。
看護師さん「うん、大丈夫!赤ちゃんは元気ですよ!」
神よ!!!!!!!!!!!(訳:医療従事者さまありがとうございます)
いやーーーーーーーーーもう、一気に全身の力抜けましたよね。
ついでにたぶん魂的なものもちょっと出た。エクトプラズム。そのぐらい怖かった。
というか今これ書きながら変な汗出てきてるので、割とトラウマだったのかもしれません。5年目にして気付いた真実。
看護師さんも安心したのか、心底ほっとしたような顔で言ってくれたので(あ、やっぱり最悪の事態想定されてたんだな)って思いました。当たり前ですが。
その辺りで先生も来てくれて、心電図的な紙をチェックするも数値上は異常なし。
ただ、
・胎動が全然ないのは確かに気になるからもう少し待機して様子を見たい
・ついでに血液検査もしてみましょう
と言われ、そのまま採血へ。
私はこの時点で飛び出しかけた魂もすっかり飲み込み喉元すぎて帰る気満々、てか安心したら急にお腹すいてきたな~お昼何にしよ、とか考えてました。
まさかそのまま緊急入院することになるとは、つゆとも思わずに。
次で終わります!
短くまとめるのは諦めました。