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新・日本の階級社会・・・・・

 

 

 

 

 

4 階級社会は固定化しているか

 

 

  • 普通の勤め人の子供が昇進や独立開業を通じて資本家階級になるチャンスが急速に失われつつある
 
  • 豊かな家の子供大学進学→豊かな生活、貧しい家の子供大学いけない→貧しい生活
 
  • 資本家階級と新中間階級の子供は大学進学しやすい、労働者階級と旧中間階級の子供はしずらい
 
  • 人々がもともと所属していた階級から移動したか否かの研究→社会移動研究
 
  • 農民層からほかの階級への流出→農民層の規模小さくなる→世代間移動増加しなくなった
 
  • 資本家階級出身者は資本家になりやすい、移動する場合は新中間階級へ移動しやすい
 
  • 新中間階級出身者は新中間階級になりやすい、労働者階級出身者は労働者階級になりやすい
 
  • 1955年から2015年にかけて、資本階級と底辺に位置する労働者階級はともに世代的な継承性をたかめた
 
  • かつては最初、労働者として働き経験をつんでから独立して旧中間階級になったり、経営規模拡大して資本家になったりする可能性が閉ざされてきた
 
  • 資本家階級にとって、どこかの会社で経験をつんでから役員になるというのが典型的キャリアパターン
 
  • かつては盛んだった旧中間階級→労働者階級のパターンは減少している
 
  • 70年代生まれの人々、就職氷河期世代(ロストジェネレーション)を多く含む世代とその前の世代では所属階級大きく異なる
 
  • 就職氷河期世代になると新中間階級の人がへり、代わりに非正規労働者が大幅にふえた
 
  • 昇進によって労働者階級から新中間階級になる人が減った
 
  • 初職時点でアンダークラスだった若者は新中間階級に移動することが難しく、その多くはアンダークラスであり続けるか、正規労働者や旧中間階級に移動
 
  • 新中間階級の地位が資本家階級や旧中間階級のように生産手段の所有という裏付けをもつものでもないのでその地位の次世代への承継は決して確実ではない
 
 
 
 
 
 
 
 
5 女たちの階級社会
 
 
 
  • 夫が資本家階級、自分も資本家階級、あるいは専業主婦である女性を頂点に、アンダークラス、または無職で夫のいない女性たちを底辺にする男性以上にきびしい格差の構造
 
  • 女性は収入が男性より一般的に少なめなんで生活水準、ライフスタイル生活満足度など夫の所属階級の影響うける
 
  • 夫婦の階級所属の一致度はかなり高め
 
  • 資本家階級・中小企業のおかみさん、中小零細企業の経営者などと結婚して資本家階級となった
 
  • 結婚当初二番目に多いのが夫が労働者階級、夫の独立、力をあわせ家業を成功させた
 
  • 仕事に満足、収入に満足ともに多い
 
  • 高い生活水準を維持しながら伝統的性役割意識をもち、政治的には保守
 
  • 無職・資本家階級・経営者の妻、企業経営者の妻、夫の平均年収全グループ中ずば抜けて高い
 
  • 企業規模大きめなので中小企業のおかみさんより夫の年収高め、結婚後、企業内キャリアを通じて資本家階級に移動した夫がおおくいる
 
  • 生活に満足している比率、人なみより上という意識も高く健康状態も比較的いい。子供の教育に熱心
 
  • 新中間階級・夫も新中間階級、主に企業、学校、自治体で働く専門職、夫はホワイトカラー
 
  • 勤務先は官公庁が多く、世帯収入平均1000万円近い、高等教育を受けた割合も高い
 
  • 夫も専門職、事務職、勤務先は官公庁がおおい
 
  • 家族構成未婚の子供がいる家庭が7割を超えている
 
  • 高学歴により高い地位と収入を確保してるので子供の進学には熱心、学校外教育費は経営者の妻たちについで多い
 
  • 内部格差あり、大卒の上級専門職と、必ずしも大卒ではない下級専門職、今後は福祉、介護にたずさわる下級専門職がふえることが予想されるが彼女たちの労働者階級との線引きは微妙
 
  • 無職・新中間階級・専業主婦のコアグループ、主に企業で働くホワイトカラーの夫をもつ専業主婦たち
 
  • 夫の職業、専門職と事務職ほぼ同数、そのほか管理職、課長以上の事務職中心
 
  • 夫は過半数が大企業、高等教育を受けていて、新中間階級のなかでも上位層
 
  • だが、本人の学歴必ずしも高くない
 
  • 子供の教育には熱心だが、世帯収入が必ずしも多くないので学校外教育費用は経営者の妻やダブルインカム組より低め
 
  • パート主婦・新中間階級、専業主婦のコアグループ比較すると階級的にやや下で彼女らと比較すると満足感、幸福感もさがる
 
  • 子供の教育は熱心だが、学校外教育の支出は比較的少なめ
 
  • 家のローン、子の教育費のためにパート勤め、家事や子育てにいそしむ
 
  • 新中間階級・労働者グループ階級横断家族の女たち、自分は企業や官公庁などで専門職、夫は主に企業でマニュアル職自分が夫より上位に位置する
 
  • 高等教育は夫より高いことが多い、専門職多め、職業は看護師、ついで保育士が多い8割以上が下級専門職
 
  • 階級帰属意識は夫が労働者階級であることによって引き下げられてる
 
  • 専門職として能力やキャリアがあるが、仕事の多くに不満アリ、世帯収入の割には不満が多め
 
  • 新中間階級、配偶者ナシ、主に企業、自治体、学校などで働く専門職
 
  • 9割以上が専門職、医療、福祉、保育などにかかわる下級専門職が6割ちかく
 
  • 自分は幸せだと考える人は約半分、幸福度高くはない
 
  • 世帯構成、親同居が最も多く5割超え、約三割一人暮らし、あとは子供同居
 
  • 生活費負担して親を養っていることが多く、子供の負担もあり、必ずしも生活は楽とは言えない
 
  • ほかのグループ、 ①正規労働者で夫新中間階級、②正規労働者で夫労働者、③パート主婦で夫労働者、④無職で夫労働者階級、⑤正規労働者で配偶者ナシ
 
  • これらのグループだと、正規労働者で夫新中間階級グループが夫婦とも比較的高収入とダブルインカム効果で比較的、生活への満足感、幸福感は全般的に上で、女性労働者階級の上層といえる
 
  • そのほか、②~⑤のグループだと全般的に、仕事の満足感、 生活への満足感、幸福感、高等教育の度合いが前者とくらべ劣後している印象
 
  • アンダークラスの女たち、非正規労働者で配偶者ナシ。最も深刻な問題を抱える
 
  • 本人平均年収169万円と低く、高等教育を受けた人の比率22,6%と低く、子供同居は約4割、貧困率高め
 
  • そして自民党支持率最低、子供の教育には熱心ではない、生活苦のためだと思われる
 
  • 抑うつ傾向、自分を支える人間関係にも恵まれず、子育て負担も。階級の矛盾が集中
 
  • 旧中間階級の女たち、夫とともに家業を営む女性たち、経済的に豊かなグループではあるが内部の格差は大きい
 
  • 職種は農林漁業が最も多い、ついで事務、マニュアル職。収入の満足度は農林漁業とマニュアル職で低く、農家と町工場の経営が困難
 
  • 子供の学校外教育には熱心ではない。伝統的家業で働き伝統的規範を維持する傾向
 
  • 無職で旧中間階級の夫、職人の妻たち、夫の多くは農耕・養蚕作業者次に大工、レンガつみ工、配管工、などなど
 
  • 夫個人の熟練に基づく個人営業がおおい、収入のわりには生活の満足感はたかい
 
  • 子供の教育、学歴にはあまりこだわりがない
 
  • 夫は経営規模が極小の家業の人がおおい、旧中間階級の下層としての性格が強い
 
  • パート主婦で夫は旧中間階級。ダブルインカムなので貧困率よわめ
 
  • 夫の商売が小さすぎて、手伝うよりむしろ他の職種を選択する、生活はらくではない
 
  • 夫は細々と事業をしながら、妻は低賃金の労働市場へ
 
  • 旧中間階級の下層かつ労働市場でも下層
 
  • 無職で配偶者ナシ、未婚、離別や死別も多い、年金暮らしが多く、老いに直面
 
  • 生活に満足している人低め、健康状態に問題を持つ人がおおく、生活不安あり
 
  • 女性の人生を決定する要因は複雑で、所属階級、配偶関係、夫の所属階級などによって決まる
 
  • 結婚と離死別を境に、彼女たちが階級構造のなかに占める位置は大きく変わる
 
 
 
 
 

 

 

最近は、一次産業も脚光をあびてき始めたぽいけど、

 

意外に漁師も既得権なんだねー  階級移動には障壁アリ真顔

 
 
 
 
さらに続くよー