仇討ものなのですが 喜劇 ドタバタ。
臆病で全然 男らしくなくひきょう者の男が主人公なわけだけど ちょっと物悲しく なんとなく
残る作品でした。
今日観たのは 平成17年歌舞伎座で初演されたもので五代目勘九郎時代のもの。
勘三郎の息もつかせぬスピードと技量の高さは
素晴らしいと思った。
脱水症にならないかと思う位汗をかき口から泡を吹かんばかり。
時代は赤穂浪士の仇討が町中で話題になっていた。砥ぎ師の辰次が憧れていた侍にはなったが
命まで掛けた仇討が理解できない。
今でいう上司にたてつき叱られる。
そこで腹立ち紛れにからくりで脅したら脳卒中でしんでしまいその息子に敵として追われることになる。
何年かして息子に見つかり死にたくないと懇願するも敵として仇討される。
私的には 砥辰が本当に死ぬとは思わなかった。
仇討後 ひょんと 死んだふりで生き返るんではないかと・・・・
舞台上に倒れる砥辰の上に赤いもみじが
一枚はらりと落ちてくる。
もし 当時にそれを見ても何も感じなかったかもしれないが 勘三郎亡き後に見ると 何か 因縁めいたものを感じた。胡弓で奏でるカヴァレリア・ルスティカーナが一層物悲しさ 砥辰のあわれさを表していた。ほとんどがお笑いに走っていたので
ラストの悲しさがあまり感じられない。が、心にのこる作品でした。
守山辰次 勘三郎
平井市郎右衛門 三津五郎
平井九市郎 染五郎
平井才次郎 勘太郎
萩の方・およし 福助
八見伝内・番頭 弥十郎
おみね 扇雀
芸者金魚 芝のぶ
小平権十郎・野次馬 獅童
役人町田・良観 橋之助
野田版とあるのは もともと文政十年(1827年)に実際に起きたらしい敵討ちを題材にした
「敵討高砂松」とかいう上方生まれの狂言があったそうでそれを元に木村錦花が物語を書き、それを平田兼二郎が劇化したものだそうです。
実はこの当り役が 2代目の猿之助(初代市川猿翁)だったそうです。
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のうちの一品

が近づいて来てます
に気をつけてくださいね


