今日は3回も階段から落ちた。
場所も状況も異なるが原因は同じ。
ひだり目が、
見えない。 昨日と、見える世界が全く違う。
気がついたのは、仕事に向かう車の中。
「天気いいなぁ。眩しくて前がよく見えない」
だけど、信号も見えないし前方車との車間距離もわからないし
あれ…あっ、、あれ、おかしいよ。
実家の階段から転げ落ちて、仕事先の階段ではひざを強打し、自宅の階段では腰を打った。
階段の段差がわからない。度の合わない眼鏡をかけているかのように、足元が浮いて見える。
家に帰り、右目を手で押さえて窓の外を見てみた。 あーぁ、ピンボケもいいところだ。
明日眼科に行ってくるかな。
もともと視力は良くないけど、こうも見えないと驚いてしまう。しかもひだり目が利き目のようだ。
「あーぁ、こないだまであの看板の文字見えたのに…」 と思いつつ今度はレゴで遊ぶ息子を見た。 なんとなく右目を押さえてみる。
どんどんかすんで、息子の着ていた水色のTシャツだけが浮き上がってきた。
悲しい、どうした私の左目。
このまま見えなくなったらどうしよう…、誰の顔もみえなくなったらどうしよう…
悲しい、どうした私の左目、、、おいおい、どうしたのよ
私、疲れてるのかな。そんなことないと思ってるのに。まだまだ平気だと思ってるのに。
いろんなことがあって心がバタバタしているので、また自分の疲れに気がついていないのかなぁ。
見たくないものは見たくない!! という現実逃避してるのかしら。
小学生の頃、学校に行きたくない時期が私にもあった。そんな日は朝から母に
「左目がイタかゆくて見えない」
と言って、親を困らせて眼科に連れて行ってもらった。母は小児科以外は総合病院に連れて行く。総合病院は待ち時間も長いし眼科は検査に時間を要するので、全てが終わって病院を出るといつも13時を過ぎていた。小学4年生の私が気兼ねなく学校をさぼるのには格好の手口だった。
…ことを、思い出す。
悲しくなってうつむいたら涙が出た。
もう、不思議なくらいひだり目からぽろぽろ涙が落ちた。
明日、眼科に行ってこよう。 「ただの疲れ目ですよ」と言われて帰ってきたい。