それは私が20才で、今より8㎏太っていた頃の話し。(…消せない過去)
当時、旗揚げした劇団の第2回公演にむけて脚本の執筆活動に追われていた。ホントに追われてた。
私の場合最初にテーマ曲になる「音楽」と舞台のクライマックスを決める。「こんなシーンを舞台で見たい!」と言う漠然としたイメージ作りをし、核になるシーンがなんとなく浮かんだら、そこを軸にしてストーリーを決めていく。 非常に要領の悪い書き方。ストーリーの頭が浮かばない、決まらない(笑)
いろんな曲を舞台で使ったが、その中でも運命的な影響を受けたのが、
アーティスト: CAROLE KINGタイトル: Tapestry (Rmst) 」
キャロル・キング だった。
夜中、FMラジオでオリジナルラブの田島さんが紹介していたのが、このアルバムにも収録されている『You’ve Got A Friend』。歌詞の意味はわからなかったが、イントロを聴いた瞬間鳥肌が立ち、あわててテープに録音し 翌日劇団員に「こんな曲が聞こえる芝居がしたい」と、私は言った。
切ないのよ、とにかく歌声が。最近では『So Far Away』という曲がCMで流れていた。
テンポの良い曲もあるけど、どれを聴いても胸が締めつけられるのは私だけだろうか。 もしあの夜、この曲を聴いていなかったとしても、お店でこのジャケット写真を見つけたら私は魅かれていたに違いない。
音楽性については知識のない私にはとても語れないが、この人の持つ「美しい世界」は理解している。
あっ、私が青春を注いだ「劇団」については、また今度書きます。あの数年間は激動でしたから(笑)
キャロル・キング、
300人入れば満席の劇場で聴いた歌。私は舞台の中心で、ライトの光を見つめていた。
耳に残るあの歌声。彼女の曲たちは、私達の青春時代を淡く彩ってくれた。
