私には3歳上の兄がいる

昔はよく 喧嘩をしていたものだ

喧嘩はするが 楽しくも遊ぶ

良く ケラケラと笑いあっていた

3つ年が上だけあって 兄の言うことは なるほど!

と 納得いくものだった

 

小学生3年生の時だったか 

ある日 私は兄に悩みを打ち明けた

私は 正面を向くと 頭が右側に 偏っている

首の骨がまっすぐではなく 右側に「にょーーん」となっているのである

ピサの斜塔のように

 

どうしたら まっすぐになるか?

兄に聞いてみた

兄は 大人ぶった言い方で

「寝る時に右側を枕を置いてねるといい 大人になった頃には

押されて まっすぐになるやろう」

 

「なるほど!さすがお兄ちゃん!」

 

その日から私は右枕で寝るように心掛けた

 

そして 今も

ずっーーーと右側が枕になるように横向きで寝入る

もう 右枕でないと 寝入れないのである

 

あれから 40年は過ぎた

 

まだ 首は曲がっている