この季節になると、戦争をテーマにした映画を見ます。
昨年は「永遠の0」、その前は確か「硫黄島からの手紙」。
昨日は夜遅く、自宅で「終戦のエンペラー」を鑑賞しました。
鑑賞後、毎年「私たちの世代はもっと日本の近代史をちゃんと知る必要がある」と感じます。
1945年7月26日、アメリカ、イギリス、中国の首脳による「ポツダム宣言」(日本国領域内諸地点の占領、日本の主権は、本州、北海道、九州、四国および我々が決定する諸小島に限る、全日本軍の無条件降伏)により、日本国内は国体の維持や戦争続行の議論が行われました。
その最中、時の大統領はハリー・トルーマン。8月6日に広島、8月9日に長崎に原爆が投下され
長崎の翌日、日本国政府は「国体の維持」を条件にポツダム宣言の受諾を決めましたが
連合国はこれに対し、「降伏時以降は、天皇及び日本の国家統治の権限を連合軍最高司令官に従属すること」となりました(バーンズ回答)。
8月15日の正午に日本政府はポツダム宣言の受諾と終戦の旨を国民に発表し、翌日軍隊に停戦命令が出されます。
天皇陛下による玉音放送。
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/sp/movie.cgi?das_id=D0001410387_00000
バーンズ回答の後に、天皇陛下と連合軍最高司令官ダグラスマッカーサーの間に何があったかをつづっているのがこの映画です。
映画の内容はご覧いただくとして、マッカーサーは「回想記」で「私の眼前にいる天皇が、個人の資格においても日本における最高の紳士である」と記しています。
その後時は流れ、極東国際軍事裁判いわゆる東京裁判へと時は流れます。
時代の凄まじいうねりの中で、誰が悪いか、誰のせいか、ではなく、本当に起こった事実を知ることが大切なことだと感じました。