きょうは、
篠ノ井の交流センターへ行きました。
久しぶりの講演会です。
篠ノ井という地域には、
算塚もありますし、
和算が発達した地域であったとよく聞きます。
私は、
関孝和の名前しか浮かばず、
「天地明察」を
読んだだけでした。
が、
江戸時代に西洋数学の影響を受け、
日本独特の算術が生まれた
その背景や、
篠ノ井の地で活躍した和算家の
お名前も幾人か知ることとなりました。
和算にも系譜があって、
宮城流
最上流
桐澤流規矩術
清水流規矩術
などなどがあったようです。
信州宮城流和算の祖となる
宮本正之、
彼の宮城流「許容状」
九ケ条からなる「算家可嗜事」は
とても心に沁みるものがありました。
1、心は正直に為すべき事
1、他謗を為すべからざる事
1、自讃有るべからざる事
……と続きますが、
当時の和算家の心構えの基礎
のようなものに触れることが出来ます。
慎ましいというか。
穂苅吉右衛門久重
穂苅多喜蔵忠久
田中義忠太算塚
(この人の子孫は、第4代田中穂積早稲田総長につながる)
※
90分の講義があっという間に
過ぎてしまいました。
終わりに質疑応答がありましたが、
主催が
篠ノ井市誌編纂委員会
共催が、歴史の会、まちづくりの会
史料保存会。
皆さん専門的な質問で
驚きました。
和算家の名前、たくさん知っていて
まずは、そこからかと
感じました。
が。
地域の事は、興味を持っていたいと
思いました。