(2022年12月1日発行)

 

きょうは音読の会でした。

私は池田澄子さんのエッセイの中で

興味を持った 

師であるところの三橋敏雄

に関しての章を

2篇選んで持っていきました。

 

三橋敏雄氏の俳句を写します。

 

大正九年以来われ在り雲に鳥

 

かもめ来よ天金の書をひらくたび

 

少年ありピカソの青の中に病む

 

酒を飲み酔ふに至らざる突撃

 

鉄条網これの前後に血流れたり

 

支那兵が銃を構へて来り泣く

 

斥候が敵の斥候に会ひ黙せり

 

絶滅のかの狼を連れ歩く

 

昭和衰へ馬の音する夕かな

 

たましひのまわりの山の蒼さかな

 

 

きょうは参加者は6人でしたが

とても伸び伸びとしたよい会でした。

 

いつもいつも

読書会の後は、勉強不足を

感じます。

が、

マイペースでいいとも思います。

 

 

本