(2018年6月3日発行)

 

本文より書き写します。

 

…遺跡をまもるため、

毎年およそ8千件の発掘調査が行われ、

数多くの成果が日々蓄積されています。

平成7年から、毎年開催している

「発掘された日本列島」も、2018巡回展が始まっています。

 

今回は「新発見考古速報」として、

旧石器から近代まで 広く注目を集めた

17遺跡の速報展示を行うほか

「装飾古墳を発掘する!」と題する

特別展示も企画されました。

東京都江戸東京博物館での展示を皮切りに

石川県、岐阜市、広島県、川崎市・・というスケジュールです。

 

古墳の横穴式石室など墓室の内部が

鮮やかに彩られた装飾古墳は、全国で600基以上。

その文様は

文字から知ることのできない当時の死生観や

葬送儀礼をいまに伝えるものであり、

学術的にもきわめて高い価値を有しています。

 

これらの装飾は

環境の変化で劣化する危険性にさらされ、

近年の災害でも

多くの装飾古墳が被災しています。以下省略

 

。。。。。。。。。。

 

ゆったりと写真を見ながら、

壁画の持つ

素朴さ、逞しさ、その生活の様子

意味することなどを、想像するだけでも

謎とロマンの旅人になったような気分です。

 

特別史跡 王塚古墳 (福岡県桂川町)の

5色の装飾古墳など

まるで、古代版の草間彌生ワールドそのものに

感じます。

 

原始の人が現代の文明の基礎を作った

発見、発明、必要の繰り返しで

今日の繁栄はもたらされたのだ

ということが よくわかるように思います。

 

 

本   本   本