どきん―谷川俊太郎少年詩集 (詩の散歩道)/理論社
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ぼくは言う

~谷川俊太郎~


大げさなことは言いたくない

ぼくはただ水はすき透っていて冷いと言う

のどがかわいた時に水を飲むことは

人間のいちばんの幸せのひとつだ


確信をもって言えることは多くない

ぼくはたた空気はおいしくていい匂いだと言う

生きていて息をするだけで

人間はほほえみたくなるものだ


あたり前なことは何度でも言っていい

ぼくはただ鯨は大きくてすばらしいと言う

鯨の歌うのを聞いたことがあるかい

何故か人間であることが恥ずかしくなる


そして人間についてはどう言えばいいのか

朝の道を子どもたちが駆けてゆく

ぼくはただ黙っている

ほとんどひとつの傷のように

その姿を心に刻みつけるために



男の子



一篇の詩が

長編の本を読んだように、

それ以上に、

心にずっと焼きつくことがあります。


今、歌の4時間スペシャルを

聞いているのですが

一つ一つの歌に

懐かしい人たちが浮かんで

若かった元気だった

自分まで思い出して

名曲の素晴らしさに心打たれています。


どれも、どれも

名曲で

不思議と歌詞をしっかりと覚えていて

昔にいくほど

歌手は、歌が上手です。

つっ立って歌うだけなのですが…。

聞かせます。

泣かせます。



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