午後、病院から電話がきました。


午前中は、問いかけにうなずいたり

反応もあったのですが

午後からは、反応が弱くなり

血圧も90→70に低下。


面会は来られますか?


すぐ行きますと答えてオットに送ってもらいました。


途中、弟に電話して

これから行くと伝えました。



これが、最後のチャンスかもと

思い、

病院の自販機で、ジョージアの缶コーヒーを買いました。


電話をくれた看護師さんと一緒に

病室に入って、

父に声をかけました。


薄目で寝ていたようですが

少しすると、

わかる?

紫乃だよ。


頷いてくれました。


もう、また泣いてます。



缶コーヒーを、飲ませてもらえませんか?

大好きだったんです


と担当看護師さんにお願いすると

ガーゼに湿らせてくれて

口に含ませてくれました。


父、泣き顔です。

嬉しかったのかな?


おいしかった?

うなずきます。



そして、私もまた泣きべそ。


できてよかった。

ギリギリ間に合った。



これから血圧がもっと下がるんだろうな。

もう、血圧を上げる薬は使いません。


私の声と、缶コーヒーが刺激になってくれたら

いいのだけれど、、、、。






気持ちは食べたくても、身体が食べられなくなるのは

そう言う時が近づいてきているんだと


弟の知り合いのドクターが言っていたと。



延命治療は、しないを選択して、毎日考えていた。

生死の境を彷徨ったくも膜下出血から14年。

母との老々介護10年

施設あちこちで4年

最後の施設で転倒して骨折

手術も乗り越えたのに

施設に戻って、誤嚥性肺炎

そして今の病院に入院。

母の納骨をすませてすぐだった。


ここで治療をして

落ち着いたら療養型への予定でした


2ヶ月半、何度も熱を出して

もう、ダメだ、と言う時もあった。



もう、姉ちゃん、十分やったから

姉ちゃんが、毎日面会に来てくれて

オヤジも、入院していても寂しくなかったと思う


と、オトウト


また、言うえーん



明日も来るからね。

そう約束してきました。


私に、まだ何かできることがあるなら教えてください