抗がん剤
2020.4~8 ゲムシタビンとアブラキサンの併用療法
2020.9~2021.10 オニバイド
2021.11~現在 TS1内服
我が家にとって抗がん剤治療は、
進行を緩やかにするための「緩和医療」です。
困っていること
●日の摂取カロリー500Kcal以下しか摂れない
○「身のおきどころのない」だるさを訴える
◆癌の痛みは増加中
◇腹膜播種による腸閉塞
困っていることに対応するための
在宅での「緩和医療」
●週2回CVポートを利用した高カロリー輸液
○毎日ステロイド剤のリンデロン錠(一般名ベタメタゾン)を1日2錠
◆ベース医療用麻薬のフェンタニル貼付剤3㎎、レスキューはオキノーム10㎎
◇人口肛門に。ケアは妻の私が担う。
上記に2021-11-25今日の時点の治療、ちょっと整理してみました。
今日の夫ですが、
痛みや「身のおきどころのない」だるさが緩和され、
穏やかに軽やかに出社しました。
昨日の往診で、
ステロイド剤のリンデロン錠を処方いただいたのと同時に、観察しているとレスキューが足りてない感があり、
レスキューのオキノームを5㎎から10㎎に増量処方してもらいました。
すごく過激な言葉を申しますが、
お許しください。
病気がわかる前の何年か、
ピリピリして近づき難く、
すぐに怒る性格になっていて、
意思疎通がとりにくくなっていた夫です。
正直、私、離婚も考えていました。
かなり進んだ膵臓がんが見つかり、
痛みのコントロールの適切な治療をうけるうち、
穏やかな軽やかな夫がいます。
もともとの出会った頃の夫の笑顔が、
もともとの優しい雰囲気の物腰が、
見れるようになりました。
私は今、
不機嫌を許さないという鬼嫁キャラです。
不機嫌=不具合がある
それが解ったからです。
具合が悪そうな夫に、
「調子はどう?」と触るだけで喧嘩になります。
ガルルと吠えます。
負けずに触ります。
泣きながらでも触り続けます。
不機嫌=不具合がある。
それは、私の信念です。
不機嫌を放っておく、
そっとしておく、
そして許す。
それは一見、優しさに見えますが、
果たしてそうでしょうか。
不機嫌は直したほうがいい!!
それは、不具合を治すことだから。
もちろん、患者さん本人がどう生きたいか…
それが大前提ですが、
夫は、社会的な活動を生きてる限りしたいのです。
だとしたら、
夫が夫たる人格を守りたいのです。
私の夫は、
弱きを守るヒーローのような人。
病気になってから、
後輩や部下が男女問わず、
自宅を訪ねてくれています。
こんなメッセージを後輩の方からいただいたこともあるんです。
私がやるべきことは、
夫がカッコよく生ききることを手伝うことでしょう!
私も不機嫌でいてはいけません(๑•̀ㅂ•́)و✧
明るく朗らかに。
毎日、ご機嫌に。
不機嫌は許しませんで~
※食事内容を記載のため更新しました