鯉のぼりが好きだ。
娘たちが小さな頃は、
こどもの日が近づくと
あちこちに鯉のぼりが泳いでいた。
真っ青な空に雄大に泳ぐ姿に憧れて
男の子が生まれたら
絶対買おうと決めていた。
孫くんが生まれた時、
鯉のぼりを買った。
今どきではない
昔ながらの鯉のぼり。
住宅街の中で高く泳ぐ鯉のぼりは
幸せの象徴。
健やかな成長を願って
毎年飾った。
「鯉のぼりが泳いでるね。」
「高いね。」
嬉しそうに見上げる2人。
誰よりも嬉しかったのは
私かもしれない。
今年は
孫くんたちがいないこどもの日。
飾られない鯉のぼりは
クローゼットで眠っている。
いつか
こちらに来た時に
又見せてあげたい。