黒。
何者にも、染まらない色。
夜は、黒でベタ塗りされ、
黒で、覆い尽くされる時間。
私は、たぶん白。
簡単に、染められてしまう、色。
私にも、黒になれる時間があれば。
いっそ、スイッチで切り替えられ
れば、いいのに。
白だと、土足で踏み入った人が、
汚していくから。
汚されやすくて、
汚れに気が付きやすくて
苦しい、色。
でも、ずっと黒だと、
優しくて、綺麗で、涙が出そうな
色を、残してくれる人がいたときに、
気付けないから。
白は、優しさに気づける幸せな
色でもある。
だから、昼と夜みたいに、
白であることを残したまま、
黒になる時間も、持ちたい。
だから、黒を纏って、
少しだけ、黒なふりをして。
完全に黒になりたいわけじゃない
から。
白な自分も、嫌いじゃないから。
いつもお読みいただき、
ありがとうございます。
久しぶりに過去と向き合う日々
を送っています。
整理するために過去のことを
振り返っているつもりが、
なかなかに混乱させられ、
尚もモラ夫に翻弄されている
かのようです。
でも、動じなくなりました。
心乱されることはありません。
過去の自分が、震え上がるほどに
怒り、悲しみ、屈辱を覚えたこと。
そんな出来事も、私の中では、
既に割り切れた過去のようです。
これからもお付き合いいただけたら
嬉しいです。
