私の反論に怒り狂ったモラ夫。





もはや、制御不能でした。





「人の金ばかり虫食いやがって」





「なにをしに◯◯(モラ夫が住む地名)
に来たんだ!?」





「もう、借りてやった家もいらない
から、勝手にしろ!」





「お前が働いて、どうなるんだ」





「家庭なんて、その先の話だ!」





モラ夫は、次々と溢れ出す心無い
言葉で、私の心をえぐります。





呼吸ができないほどに、泣きました。






私がどれだけ泣いていようと、
容赦はありません。






なぜなら、ここは車内。






誰も見ていない、密室です。






なりふり構わず、私のことを罵倒し
続けるモラ夫。






私にとって、






特に、『金食い虫』という言葉は、





妊娠中で働けないことを心苦しく
思う私の心には、





凶器でした。






月に2〜3万円のみしか生活費を
与えられない生活。






モラ夫にありったけの貯金を渡し、






支払いのためには自身の名義の
カードローンを使い、





バス代すら節約する日々。






こんなにお金を使わない努力を
強いておきながら、






モラ夫は私を『金食い虫』と罵る
のです。






モラ夫は、私を傷つける言葉を選ぶ
能力に関しては、





ピカイチでした。






私やお腹の中の子どもとの
家庭を築いていくことに
関しても、






軽視されていたことがわかった
瞬間でもありました。






やはり、モラ夫の世界は、
義父母中心に回っていました。






この地に嫁いできた私は、






『長男の嫁』としての役目を
果たすことこそが、





当然のものであり、





最優先事項であったのでしょう。






今まで、どうにか自分で自分自身に
『離婚なんて・・・』と言い聞かせ
つつ、






騙し騙し頑張ってきた私でしたが、






限界を迎えつつありました。






お読みいただき、ありがとう
ございました。






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