暴言を吐かれ続けていた私。






無気力で、自己肯定感のカケラも
なかった私。




未来を見ようとしても、そこは
真っ暗で。




どこが前か、わからなかった。




だから、前に進めなかった。





ただ、暗闇でもがき苦しむ中で、





私が唯一力を振り絞ったのは、





スマホのメモに、モラ夫の暴言
を書き記したこと。





書き残せば、またメモを見たとき、
辛くなる。





書き残す気力も、ほとんどない。





でも、何となく、直感的に。





忘れてはいけないと思った。





かけられた言葉。





傷ついた心。




うつになると、記憶力にも影響が
出ると知ったのも、




モラ夫が論点のすり替えをすること
で、まともに考えると理解が追いつか
なくなると知ったのも、





のちの話です。





でも、あまりに覚えていられない
ことに、





おぼろげながら、危機感がありました。




なぜ、こんなに覚えていられないのか。




それを、当時深く考えたことは、
ありません。





でも、覚えていられないからと、




それで済ませていいのかと。





私の心の奥底の、





私の自尊心からのSOSが、




微かに、聴こえたのかもしれません。





当時離婚をする気は、ありません
でした。





『モラハラ』という言葉すら、
よく知りませんでした。





だから、離婚に向けて、モラハラ
の証拠を残そうと、状況を事細かに
メモしたわけではありません。




ただ、暴言のみを、モラ夫からの
攻撃が終わったときに、





覚えていられた範囲で、





メモをしました。




こんなに酷いことを言われても、
私はメモを見ないと思い出せなかった。





暴言のみが書き記されたメモを見て、
驚いたことを覚えています。





メモをしたことさえも、忘れて
いたほどでした。






当時の私は、正常な思考ができて
いなかったのだろうと思います。




でも、たったこれだけのメモが、





のちに私のお守りになってくれる
だなんて、





当時の私は、知る由もありません。





お読みいただきありがとう
ございます。




年度末の3月も、いつの間にやら、
後半に入りましたね。




過ぎ去っていく日々は早いもの
ですが、一日一日を丁寧に
過ごしたいですね。