ある日、モラ夫から、クレジット
カードを渡されました。
憧れていた、家族カードでした。
「できるだけ、これ使うようにして」
ポイントなどを貯めるため、現金
ではなくクレジットカードを使う
ように言われました。
憧れだった家族カードをもらい、
嬉しいはずだった私。
でも、そんなことを言われても、
使って良い目安の金額もわかりません。
毎月何十万と請求がきていることは
知っていました。
でも、あの給与明細の給与が事実
だとしたら、
どこから支払っているのか・・・
疑問や不安が入り混じった気持ち
でした。
モラ夫の利用に加えて、私まで
カードを利用しても大丈夫なのか・・・
とりあえずカードを受け取りましたが、
いつどのように使っていいのか
わからない私は、
財布にしまったままにして
いました。
車がなかった私は、モラ夫と一緒に
買い物に行くこともありました。
モラ夫と行くと、モラ夫がお会計
してくれることもあります。
モラ夫の通帳から下ろした、
わずかな現金が減らなかったことに、
その場ではほっと胸を撫で下ろしますが、
この、不確定な支払いが、
なんとかならないものかと、
家計の枠組みが不明瞭なことに、
ぼんやりとした不安を感じて
いました。
家に帰ればモラ夫の機嫌次第で、
「金がない、どうするんだ」
と責められる日々。
私が使えるのは、相変わらず
月に2〜3万円でした。
クレジットカードを使って、
必要な分の支払いをすれば
よかったのですが、
家計の全貌が見えていないのに
使うのが怖いのと、
働いていないことに対する罪悪感、
そして、モラ夫から「金がない」
と責められたくないこと。
いろんな理由から、私は
クレジットカードを使うことが
できませんでした。
モラ夫としては、
私がお金がなくて苦しいと
訴えれば、
カードを使えばいいじゃないか、
と言えるし、
私が際限なくカードを使えば、
金遣いが荒い、と責めることが
できます。
とは言え、おそらくモラ夫は、
私にカードを渡したところで、
私が際限なくお金を使うタイプ
ではないことを、
わかっていて渡してきたのだと
思います。
貴重なお時間でお読みいただき、
ありがとうございます。
3月も残り1週間となりましたね。
4月から環境が変わる方も
いらっしゃるのではない
でしょうか。
無理せず自分のペースで、
進んでいきたいですね。