「はらんぼの塩焼き」カツオで豪快 龍馬気分 | 花粉症耳鼻科

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初カツオの季節到来だ。カツオ好きな私は以前は、鮮魚店をのぞくのが待ち遠しかった。最近は、カツオのたたきを取り寄せることが多く、電話の向こう側の「新鮮でよい品が入った。おいしいぞ」という声の調子を聞くのが楽しみだ。

 吉永鰹節店では、取れたてのカツオを部位ごとに切り分け、加工している。今回の酒の肴
さかな
、「はらんぼ」とは、カツオの腹身部分の脂の多いところで、マグロで言えばトロの部分。カツオらしいコクもあり、塩を振ってじっくり焼き上げる。

 真空包装で送ってくれる。そのままでもよいが、軽くあぶると、さらにおいしい。袋ごとゆでてもよい。サラダと合わせたり、ダイコンの薄切りにはさんだり、レタスやサラダ菜で巻いたりしてもよいだろう。

 かつて土佐で、端午の初節句の時に、こいのぼりとともにフラフという大旗を揚げる行事を取材したことがある。フラフは、オランダ語で旗を意味する言葉から名付けられたとも言われる勇壮な旗で、祝宴も豪華であった。大皿に盛る皿鉢
さわち
料理には必ず、カツオが盛り付けられていた。

 土佐の「いごっそう」(頑固で気骨のある男)はお酒に強く、酒の肴にもうるさい。彼らの好物でもある「はらんぼの塩焼き」。一度、龍馬気分で食べてみるのも楽しいかもしれない。

 お酒は、地元の「大吟醸 萬壽
まんじゅ
」(亀泉酒造)が気に入っている。名前もめでたく、塩焼きをくわえながら、豪快なフラフの宴
うたげ
を思う。

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