綺麗に豊かに正確にオクターブを響かせよう | 出口煌玲の表現力を高める横笛指導!基礎の徹底により上級テクニックまで伝授!

出口煌玲の表現力を高める横笛指導!基礎の徹底により上級テクニックまで伝授!

主に個人レッスン。初心者からプロまでレベルやご要望を考慮した個別プラン。会場は北浜/南森町/大阪天満宮。場合によりオンラインレッスンも可。
篠笛・龍笛・田楽笛など対応。
気軽に習いたい方は大阪・枚方・八幡などに教室やサークルあり。
主催:ルビー産業株式会社

まるで真夏のような猛暑となりましたね。

みなさん、ごきげんよう。篠笛講師:出口煌玲(龍笛も対応)です。


さて、昨年11月開催した「篠笛フェスタ2013」DVD(1枚2160円)が明日6月1日より販売開始されます。


尚、郵送の場合は事前にお振込(振込手数料はご負担ください)になります。


では、本題に入ります。

気持ち良く篠笛を演奏するにあたり、オクターブを正確に合わせてみることをお勧めします。

リコーダーもフルートもケーナも尺八も、たいていの笛類は裏側に孔が開いていて、高い音を奏でる時はこの裏穴を少し開け、少し強い息で鳴らします。

しかし、篠笛のみならず龍笛・能管・神楽笛など日本伝統横笛類には裏穴がありません。

息の加減でオクターブを吹き分けます。


通常は呂音(下のオクターブ)から甲音(上のオクターブ)、さらに上のオクターブ(大甲音)を鳴らす時、強い息で唇の締めも強め、歌口に息圧をかける、ということになります。

私の指導では、この強い息圧と唇の締めをできるだけ削り取っていきます。

強い息を出すために固めた腹筋、固く締めた唇、が音をミュートし固く薄く痩せた音にしてしまいます。

さらに強すぎる息そのものも、出した音を吹き消し響きにブレーキをかけてしまいます。


音が痩せて響きが悪くなるばかりでなく、ピッチも悪くなりがちです。

ジャストのオクターブにはまらないのです。

唇を締めることで息の角度が変わってしまうのです。


私の指導では、できるだけ身体も唇も緩めたまま高音も鳴らすよう誘導します。

それでは歌口への息圧が足らず呂音(低音)しか鳴らないじゃないか、と言われるかもですが・・・・