みなさん、ごきげんよう。篠笛講師:出口煌玲(龍笛も対応)です。
今日は“聴く”ことについて話します。
篠笛にしても龍笛にしても、レッスンや演奏する上で、まず、聴くことが大切です。
今日は“聴く”ことについて話します。
篠笛にしても龍笛にしても、レッスンや演奏する上で、まず、聴くことが大切です。
というよりも、「聴こえる」ことが大切です。
そして、聴きながら行動をする。
意外とこれが難しいのです。
意外とこれが難しいのです。
音が上手く鳴らない、上手く音律が取れない、上手くリズムが合わない、という人は、頑張りが足らないからだと思って、必死になって頑張ります。
そこに問題があるのです。
行動、例えば、“何かを演奏しよう”、笛の場合は“吹こう”、そんな意志が働いた瞬間に、聴こえなくなってしまうのです。
そればかりか聴こうと、耳を傾けて音を追いかけていっても、その音が逃げていき音の判別できなくなります。
聴くということは、受け入れることです。
耳は単なる集音器、入り口です。
そこに意識を集中しても、その音の判別はできません。
そこに意識を集中しても、その音の判別はできません。
判別は実際には脳で行われるのですが、だからといって頭で音を理解しようとしても、やはり聴こえません。
頭で理解しようという意志が働くだけで、感じる、受け入れるという感覚が閉じてしまうものです。
ではどうするか・・・・・
鳴っている音やリズムを、自分の身体の芯で聴いてみてください。
自分の身体の内部・芯に音やリズムを受け入れるのです。
自分の身体の内部・芯に音やリズムを受け入れるのです。
自分の声や音も、同じところ(身体の芯)で聴きながら発声します。
自分のリズムも 同じところ(身体の芯)で取っていきます。
自分のリズムも 同じところ(身体の芯)で取っていきます。
自分の外の音は、内部(芯)まで受け入れ、そこで発生している自分の音やリズムと同調させて、増幅し、相手に伝えるのです。
(この場合の相手とは、人に限りません。空間、動植物、建造物、目に見えない何か、いろいろあります)
そうすると自然と、ピッチ、ハーモニー、グルーブ(リズム)の共有ができます。
そうすると自然と、ピッチ、ハーモニー、グルーブ(リズム)の共有ができます。
それは、音程やリズムの間尺を表面上合わせたのとは違う次元です。
この次元で立てば、美しい音色、ハーモニー、グルーブが生まれ、即興演奏も可能性も広がります。
この次元で立てば、美しい音色、ハーモニー、グルーブが生まれ、即興演奏も可能性も広がります。
無音、無伴奏の場合も、その空気感を“聴く・受け入れる”、それに自分の音やリズムも感じながら同調・反応させ、流れを感じながら増幅していきます。
まずは、全身で受け入れて聴く、ということを日常生活の中で行なってみてください。
気が付かなかった多彩多様な音が立体的に聴こえてくるでしょう。
気が付かなかった多彩多様な音が立体的に聴こえてくるでしょう。
その中で生活していると思えば、今の世界が新たな世界に変貌するでしょう。
笛のレッスンを通じて、その世界に足を踏み入れてください。
視点と発想さえ変えれば、とても簡単なことですよ。
視点と発想さえ変えれば、とても簡単なことですよ。

