2月27日(金)9時00分出発 参加者7名


 今から遡ること830年。

 屋島での源平合戦から逃れ、紀伊の国に入った平家の嫡子平維盛。

 平家物語では、熊野三山を詣でた後、那智の浜から船出し、勝浦沖の山成島で入水したとされるが、それは見せかけで、実は、色川の地に隠れ住み、地の娘と婚を交わし子孫を残したと伝えられている。

 源氏の追手から逃れるため、3年間隠棲生活を送ったところが、色川の奥山「藤綱の要害の森」

 地の人でも足を踏み入れるのが大変な所で、今回は、徒歩でのルートをあきらめ、車を利用するルートからチャレンジ。

 車で30分ほど走って、新宮市熊野川町滝本地区から徒歩で登りはじめ約1時間で到着。

 今は杉の木で鬱蒼としており、背後は絶壁、前は川が流れ、滝があり要害としては適地であったと想像でき、当時を偲ぶ思いであった。






 帰り道、2段の滝として有名な宝竜の滝に立ち寄り昼食をとる。

 天気も良く、自然の中でマイナスイオンをたっぷり浴びて気持ちのいいツアーであった。