債権回収会社つぶれる。 | 不動産屋の中小企業診断士ブログ

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不動産屋であり中小企業診断士。そして、借金、多重債務問題、競売、任意売却。再生のプロフェッショナル(ホームページ⇒有限会社大野不動産コンサルタント事務所) のブログ部屋へようこそ!日々の思いついた事を、ブログにしています。今日はこんな話・・・


東京債権回収(株)(千代田区九段北4-2-1、設立平成10年10月、資本金5億円、代表者:上田研一氏、従業員100名)は7月30日、東京地裁へ特別清算を申請した。負債総額は約75億円。



サービサーもつぶれてしまった。



サービサーて何だろうという方に、ちょこっと説明します。



債権(借金など)の回収は、本人か弁護士などしか債権は回収できなかった。



でもね、バブルが崩壊してからは、たくさんの不良債権が発生し、本人や弁護士だけでは処理しきれなった。



そこでサービサー法という法律に則って生まれた債権回収会社が、債権者に変わって代理回収する業務を承認されたわけ。



今では100社以上の債権回収会社ができた。銀行系、投資銀行、政府系、外資系、ノンバンク系などがある。



サービサーは債権を回収することにより買取額との差額が利益となったが、サービサーの数が増えたことで、不良債権買取価格は、他のサービサーとの競合により債権が競り上がり、高くなって買いづらくなり、利益幅も大幅に減ったとあるサービサー言っていた。



このようなことと、リーマンショックの影響から、今回の清算劇があったのかいな???



話は変わるが、サービサーと言うと「債権譲渡」を思い浮かべるよね。



「Oさん、○○銀行の借金がABC債権回収会社に債権譲渡された。どうなるの???」と質問を受けることがある。



銀行の手を離れ、債権回収会社から「金返せ!」と言われる。



債権回収会社は、銀行から譲受けた(買取った)債権を使い、債務者から借金を回収するのが主な業務だから、買取った額面より多く債務者からお金を取らないと商売にならない。



では、いくらでサービサーは、債権を買ったのでしょうかね。それは置いといて・・・



サービサーも営利を追求しているので、サービサー側にも利益がでるように、債務者は考えておく。



サービサー側も、面倒な手続きを踏みたくなく、債務者側から、具体的な金額の提示を行えば、 あまりに低い金額を提示しないかぎり、解決する場合が多い。



ある方の例で言うと、数億の借金が、数百万で済んだといった例がある。



すべったころんだはあるが・・・



買取価格の想像はつくよね。



では、では。