骨抜きビンボー大家さん製造システム。 | ビンボー大家さんのがん治療日記

ビンボー大家さんのがん治療日記

不動産経営における「がん治療」とは、「家賃保証」
「一括借り上げ」からの離脱です!

 

 

 これからアパートを建てようと思っている予備大家さん。今、アパートを建てているプレ大家さん。すでにアパートを建てた大家さん。アパートを相続した2代目大家さん。さまざまな大家さんに今日からのブログを捧げます。

 あなたの大切な不動産を、あなたの大切なお金を、あなたの大切な大切な家族を守るために。業界からの批判を覚悟で、このブログを書き始めました。

 あなたの周りでこんなことを言っている人はいませんか?「家賃保証をしてもらっているから大丈夫。」「税理士さんに任せているから大丈夫。」「アパートを建てたから、相続対策はバッチリ」

 平成27年1月から相続税が変わりました。増税ですね!ということで節税、節税と声高に叫ぶアパート業者がにわかに増えてきました。宣伝、広告にもよく使われます。「30年家賃保証」「30年一括借り上げ」。家賃が保証されているなら大丈夫、と思わせてアパートを建てやすくするためのシステムです。

 これまで石川が相談を受けてきたアパート大家さんは、ガツガツした商売人というより、お人好しタイプが多いように思います。よくわからないけれど「任せて」いるから大丈夫。よくわからないけれど「保証」されているから安心だと思っている。それなのに家族に対しては頑固で、子供たち(と言っても定年退職間近の息子たち)には「大丈夫だ!余計なことを心配するな!」というタイプ。
 
 相続する側からしたら、借金の残った古いアパートなんて厄介以外の何ものでもないのです。少しでも知っておきたいのに、教えてはもらえない、という2代目さんが多いようです。

 アパートを建てる契約をしたら営業さんの仕事は終わりだし、建てるときにアドバイスをくれた税理士さんだって、毎年の確定申告のときにしか役に立たない。相続税対策になるからと、アパートを建てることを勧めた税理士さんなんて、建築会社からきっちり紹介料を受け取ってその仕事は終了です。それではこの大家さんは一体誰に、何を任せているのでしょうか。どこが「大丈夫」なのでしょうか。

 アパート大家さんとして、何がわかっていないのか。それがわからない。言葉で説明すると、こういう状態の大家さんがとても多いようです。では、「アパートを建てたことが失敗だった」ということなのか?

 こんなことを言っていると、石川はアパートを建てること自体を否定している、と思われがちですが・・・。実は、そうではありません。アパート自体は立派な不動産運用の一つであり、立派な節税方法の一つです。なので、石川はアパート自体を否定していません。

 アパートを建てることは否定していませんが、こちらは自信を持って100%完全否定です!「家賃保証」「一括借り上げ」
この、骨抜きビンボー大家さん製造システムは絶対不要なものだと思っています。こんなものに「守られている」と思っている大家さんがいること自体が信じられません。こんな大家さんは将来ビンボー必須です!一日でも早くこの「家賃保証」「一括借り上げ」から離脱してください。抜け出しましょう!そのアパートを将来受け継ぐ家族のためです。

 このシステムを支える紹介料に魂を売った税理士先生殿。こんな人とも一日も早く縁を切りましょう!抜け出してください。あなたの家族の将来のためです。目を覚まし、真実を知って下さい。今日の最後にこのブログの真のメッセージをお届けします。

 アパート経営は会社経営と同じです。素人が安易に手を出していいものではありません。売上や利益を保証された会社がありますか?30年間も絶対に守られている事業ってありますか?そのアパートに経営計画はありますか?家賃保証なんてものは「晴れの日に傘を貸し」「雨の日に傘を取り上げる」ものなのです。一日も早く縁を切るべきです。そして、アパート経営者として、いわゆる社長として、大家さん自身が知識や情報を持ち、選択し、代々の資産を守っていくべきなのです。

 次回から、この「家賃保証」とどうやって縁を切るのか、アパート経営とはどうすればいいのか、について具体的に書いていきます。わからないことや相談したいことがあれば気軽にご連絡ください。