古いなと感じた。
装飾からインテリア、調度品も。
窓から見える通路を覆うビニールテントまで。
調べたら開業は82年。
嫌いじゃないのだ。
逆にちょっと落ち着いたりもするホテル。
プリント作業は続いています。
アナログと同じでプリントに最終到達点はなかなか見いだせません。
ゴールがないからこそ苦しいし楽しいのでしょう。
それに輪をかけて、パソコンの遅さがあります。
データが重い事もあるのですが、遅いパソコンに業を煮やします。
早く最新に買い替えたいのですが、僕の心情は抵抗します。
『作家から生まれる良い作品は常にプリミティブな道具から生まれる』
そう信じているからです。
プリミティブとは原始的とか古典的とかそういう意味です。
常に最新の機材で作られる物が一番とは限らないのです。
反対に、機材に制約があったり、古典的な物で作られていたり
する物の中に本物が隠れています。
そう考え、今の作業場環境を受け入れながらやっています。