サイレントからトーキー。
アナログからデジタルへ。
映画も写真も大きく変貌する時代があった。
生きていく為には、波に乗る事も大切。
でも、流れに竿差す事もオリジナル。
そしてすべての根底には愛がなくちゃね。
さて写真集の話の続きです。
ここで言う写真集は、いわゆる「アイドル、裸、タレント」抜きです。
ではどれくらい写真集って売れると思いますか?
せいぜい全国で数千部、1万部なんて事はまずありません。
それも何年も地道に売っての話です。
そしてそれを自費出版した時の話は昨日書きましたが、写真集でベッド
が作れる話は実話です。
それを数冊作ればお金も1000万円を超えてかかりますが、在庫とて
バカになりません。
それ程、写真集は売れない商品なのです。
翻って、芸術に関心のない国民と言えるかもしれません。
故に売れない商品をおいそれと作ってくれる出版社は皆無です。
ただでさえ、出版不況なのに会社も不良在庫を抱えたくありません。
「ああ写真集はどこへ行く」
いわゆるアマチュア写真家の方々の中には、自分の写真集を出すのが
夢の方も多く見られます。
しかしその対価として大金と在庫を抱える覚悟があればどこでも
作ってくれます。
すべて自分持ちであればどこでも商売ですから。
ではどうすれば安価で自分の写真集を作れるでしょう?
その答えが「ZINE」です。
そう、自分で少量作れば良いのです。
そんなに売れるものではないので100部も作れば多過ぎる位です。
パソコンとプリンターと用紙があれば自作可能です。
そして自分の個展で手売りすれば良いのです。
販売部数が少ない写真集にはうってつけの方法です。
僕は商業出版も目指しますが、最初は「ZINE」も制作する予定です。
アーティストはクリエイターでもあるべきでしょう。