想い出の残像はもろく儚い。
記憶容量が足りない僕にとって。
匂い、温度、触感、湿度、総動員して
思い出す。
スッと立ち上がる記憶の栞の場所が
見つかるとき、とても嬉しい。
最近「製本の仕方」を書いた本をアマゾンで沢山購入しています。
紙文化が廃れつつある今、僕はそれに固執します。
写真集や気に入った本は数多く収集しています。
自分で収集しているつもりはないですが、減る事はありません。
皆さんはどうやって増える書籍を整理しているのでしょう?
僕は一般的な方法で、本棚に並べていますが、一部屋は
この書籍、写真のネガ、機材、プリントなどで完全につぶれて
しまっています。
そして今、写真の世界では「ZINE」という文化が根付こうとしています。
「写真集の現在」
「ZINE」とはマガジンのジンです。
簡単に言うと、手作り感溢れる自分だけの写真集です。
巷にあふれる写真集はどのように出版されるかご存知ですか?
ここで言う写真集は「タレント」「アイドル」「裸」を除く
本当の意味での写真集です。
1、出版社からの働きかけ。
2、自らの持ち込み企画
3、自費出版
大体これらに集約されます。
そして写真集がどれだけ売れるかご存知ですか?
多くて3000部くらいです、それも何年もかけて。
では自費出版の価格は?
判型によって違いますが、カラーで3000部刷るとおおよそ500万円
かかると思っていた方が無難です。
自費出版ですから自分で販路を見つけないといつまでもその写真集は
自分の部屋から去っていきません。
いくら自分の本だといえ、ベッドが出来て、椅子を作れる程の量です。
想像がつかない量です。
続きはまた明日にでも、、、