$不動産投資でセミリタイア@横浜の中川隆司のブログ























町は時代と共に移り変わり、人々の姿も変わっていく。
高層ビルが建ち、道は整備される。
きれいな車が走り、ファストフードの店が並ぶ。
でも一本道を入ってみると変わらない世界も存在する。
それは人の心の中にも存在するだろう。
時が移ろいでも変わり得ないものもある。



今日は写真の話でも

このところ写真のプリントを精力的にしています。

そして、以前のプリントと比べると隔世の感があります。

以前はプリントするペーパーの品質が良くなく、プリントしても
見栄えが悪かったものです。

また、元のデータを生成するカメラの画素数も不足していて
もうダメダメ状態でした。

しかし昨今のプリントを見ていると、「今までの銀塩カラープリントは
凌駕したな」と感じざるを得ません。

カメラ性能の進化も見逃せません。

僕がデジタルを使い始めた頃はデジタル一眼が500万画素でした。

現在のコンパクトでも1000万画素を実現しています。

しかしここで間違えてはいけないのが撮像素子の大きさです。

撮像素子とはアナログの時のフィルムに相当するものです。

これの大きさがまちまちですからみんな混乱します。

簡単な考え方があります。

水を貼ったプールを思い浮かべてください。

50mプール、25mプール、10mプール、庭で子供が入るプール、
色々ありますね。

これらのプールには並々と水が入っています。

この水が画素数とします。

水の密度は同じですから、子供のプールの水と50mプールの水は
同じものです。

これを画素数と言い換えると、子供のプールの画素数は1000万画素です。

しかし50mプールの画素数も同じ水ですから1000万画素ですね。

そうするとすべての水の量はいかがですか?

子供プールの水の量はお風呂のバスタブくらいでしょうか?

しかし50mプールの水の量はとてつもない量ですね。

これが撮像素子のデータ量の大きさの違いと考えられます。

同じ1000万画素でも、撮像素子の大きさが変われば全くデータは
違って当然なわけです。

いくらコンパクトカメラが1500万画素と言ってもプールにあたる
撮像素子はごく小さいのです。

簡単な考え方でしょ?

これから言うと、35mmカメラのフルサイズ、その上のデジタルバックの
サイズは相当すごいものなのです。

僕が使う「フェーズデジタルバック」は35mmフルサイズより大きなプールです。

これで撮影しプリントするとプリントが本当にプリントなのか、それとも
現実なのかわからなくなったりします。

それくらいのデータ量で現実を切り取るのです。

しかもレンズは日本のメーカーの何十年も先を走る「カールツアイス」です。

悪いわけがありません。

しかしデメリットもない訳ではありません。

それは、重い、マニュアルフォーカス、露出を自分で測る、ズームが無い、
高価などです。

いかがですか?

メリットの影にはデメリットも必ずあると言う事です。

でも僕にとってそれらはすべてメリットになっています。

スポーツカーを乗りこなす快感はそのドライバーにだけ許された特権でしょう。

作家は楽をしてはいけません。

一眼レフでAF、露出もオート、ズームでどこでもすぐに撮影。

なんて、アマチュアに任せておけば良いのです(笑)