本当の自分を知ろうとするとき、一番邪魔になるのが『善・悪』『正・誤』の概念です。

 

道を完全にふさいでしまうくらい邪魔です…なんて言っちゃうと、

 

ええッ!?『善・悪』『正・誤』は必要でしょ!なくなったら無法地帯になるじゃん!

 

って思うかもしれませんね。

 

でも、実際に無法地帯となってしまうのは、そういう段階の人たちだけです。

 

それを説明するために、まずは魂の成長段階を図にしてみました。

人間として生まれたから、赤ちゃんの地点をスタートだと思うかもしれません。

 

でも魂では違います。

 

・虫の段階…本能。脊髄反射的言動。理屈やルールは通用しない。「誰でもいいから〇してみたかった」とか言うのがこの段階。

・動物の段階…『善悪・正誤』を理解できるようになった段階。条件反射的言動。

・赤ん坊の段階…人や周囲から刷り込まれた概念を捨て、自分の考えを持ち始める。人生における本当のスタート地点。

・子どもの段階…自分を理解している段階。知った事を人に押し付けるなど、他者へ過干渉になりがち。

・大人の領域…子どもを育て、動物を躾ける。全体の中での自分の役割を理解している。必要最小限の干渉。利他的言動。

・老成の領域…全許容の領域。孫を可愛がり、虫すら愛でる心境。

 

人は瞬間的にこの範囲を行ったり来たりしますが、およそこの領域にいる事が多いなってところがその人の成長度合いとなります。

 

で、ほとんどの人がまだスタート地点(赤ちゃんの段階)にすら立てていないのが現状で、そのほとんどの人が正しいと信じてしまっている『善悪正誤』の概念は、実は動物の段階のものなのです。

 

例えば犬に対して、

 

「あのね。これをガジガジされると困るの。だからやめてね。」

 

なんて言っても通じませんよね?

 

はっきり、「NO!」ってシンプルに教えてあげるのが、犬にとってもわかりやすいです。

ネガティブ・ポジティブも、それに『善悪・正誤』の概念をくっつけて、ネガティブ=悪い、ポジティブ=良いとしているなら同レベルです。


人間を犬と同列にするなんて失礼だと思いますか?

 

他人を見下しているように感じますか?

 

もしそのように感じるなら、それこそが『正誤善悪』の概念の弊害です。

 

なぜならそのように考えるのは『悪』『誤』『ネガティブ』だとして、それ以上の思考がストップしてしまうからです。

 

「人を犬扱いするなんてとんでもない!こんな人の言葉なんて聞く価値無し!」ってね。

なぜ他人を見下してはいけないのでしょう?

 

親や学校で『いけない事』だと教えられたから?

 

なぜいけないのか、自分の言葉で説明できますか?

 

そもそも、相手は本当に見下しているの?

 

自分がそう感じているだけじゃない?

 

もしそうなら、なぜそう感じるの?

 

その感情はどこから来た?

 

これらの事を考えてみようって段階が、やっと人生のスタート地点です。

試しに『善悪正誤』の概念を一旦脇において、よく考えてみてください。

 

話は通じない、相手の気持ちもわからない、気に入らないと怒り散らし、暴力をふるう。

これらの状態って、本能スイッチが入ってしまった犬と同じでしょ?

 

そういう人、結構SNSで取り上げられたりしてますよね?

 

この状態の相手に、下手に手を出したら非常に危険です。

 

それをわかりやすく教えてくれる事件がありました↓。

この事件の本質は、相手を『善悪正誤』で切ろうとした事です。

 

そして、不幸な事に相手は犬~虫の段階でした。

 

すべての人に話が通じるというのは幻想である事を、この事件が明確に教えてくれています。

 

『話せばわかり合える』『みんな仲良くしましょう!』なんて、相手の状態を冷静に見れば不可能であることがわかるのに、それが『善』であり『正しい』とされている為に、現実から目を反らす結果となってしまっています。

 

そんな状態で意味も分からず他人の教えを『正しい』と思い込んで流布し、そのせいで多くの人が本質から遠ざかり、混乱が起こっているのが現状です。

 

そりゃあ、みんな仲良く和気あいあいとお話しできたら素敵です。

でも現実はそうではありません。

 

その現実を無視したらどうなるか。

 

どういうわけだか、この世は『無知』を許してくれません。

 

無知を補うような出来事が起きます。

 

大抵の場合、その無知さゆえに痛い目に合います。

 

そして問われるでしょう。

 

それでも相手を愛せますか?と。

そんなの、老成した段階の人でない限り、無理です。

 

だからまずは自分の段階はどこなのか、『身の程を知る』べきなんです。

 

そうして自分の本質を知ろうとする段階の人には、既に『善悪正誤』という概念は不適切になっているのです。

 

『善悪正誤』領域の教えは一旦捨てて、

 

今まで当たり前だと思っていたすべての事象を自分の目で見極め、

 

自分の頭で一から考え直し、

 

『自分』というものを再構築していきましょう。

 

そうすると『善悪正誤』がいかに邪魔か、よーーーーーくわかるでしょう。

 

あ、そうそう。

 

『話せばわかり合える』を実現する方法が一つだけあります。

 

それは自分の考えをすべて捨てて、相手の考えを100%受け入れる事です。

 

1%でも相手を変えようとしている間は無理ですよ。