今、HDDに眠っていたテレビ東京の「カンブリア宮殿」を観ていました。
今回取り上げられたのは、アニコム保険の社長、小森さんです。
今まで幾多の企業が参入を試みて、失敗に終わったペット保険で順調に業績を伸ばしています。
おそらくここは大成功を収めると思います。
従来のペット保険では動物病院では全額を支払って、後から保険会社に書類を送って払い戻しを受けると言うもので、わずらわしく浸透せずに尻すぼみというパターンでしたが、アニコムは病院の支払い時に既に人間の病院のように、保険が利いて、3割負担などの差し引かれた料金を支払う仕組みになっています。
その支払い体系ができる動物病院は現在全国の約半数ですが、今後これは増えていくでしょうね。
そして小森氏は「予防型の保険」を声高に言っていて社内に10人以上いる獣医師が年間200万件の保険金支払いデータをもとに、犬種ごと年齢ごとに起こりやすい病気や治るまでの日数などを、見やすくグラフにまとめた「家庭どうぶつ白書」を毎年製作発行して、動物病院や医薬品メーカーなどに配っています。
これは動物病院であれば、飼い主さんにその冊子を見せて「パグはこういった病気が多いので。この検査もしておいたほうがいいですね。」などのインフォームド・コンセントにも役立っているようですね。
ただし良い部分だけじゃないと思います。
飼い主さんの医療費負担が減るんですから、ウチは犬にお金はかけられないけど、愛情たっぷりに育てていますから!!!
みたいな勘違い・年中頭の中は春爛漫で~す、飼い主が増殖する一面も隣り合わせていると思います。
番組中、司会の村上龍氏が「ペットショップで子犬・子猫を陳列販売しているのは日本くらいで、欧米ではほとんど無いそうですね。
子犬を買うのはブリーダーからが当たり前みたいですね。」と切り出して、僕は内心「おおぉ!」っとなりました。
テレビではその話題はある種タブーで、ほとんど耳にしない話題ですからね。
小森社長も「そうなんです」と同調していましたが、すぐに村上氏が「利点が無いわけではなくて、多くの人にオープンになっているというところはあると思うんです。」と言いました。
はいはい、そうきましたかwww
この言葉は台本に書いてあるものをいったのか、はたまた村上氏本人の言葉なのか・・・
すると小森氏も「そうですね。多くの中から選べるというのは長所もあります。」だと・・・
ペットショップもお客さんですからね。
根本から否定は商売柄できないでしょうね。
話しは戻って「家庭どうぶつ白書」ですが、それだけの人数の獣医師さんがそれだけの数の症例を集計しているんですから、繁殖に気を使えば相当数の病気は減らせるということも分かっているんでしょうね。
でも仕事柄ハッキリとは言えないんだろうな~
ゴルのお尻振り振りの股関節形成不全。
ダックスの網膜萎縮。
なんかの遺伝性のヤツは、その犬や先祖で発症した犬がいる血筋を繁殖に使わなければ激減するんだけどね。
安易な繁殖は慎重にと言えば、今まで絵文字満載で「カワイイ~癒される~」なんて言っていた人が急に豹変してキィィィ~ってなる人が少なくないですからね。
こりゃ無理だ^^;
しっかし番組後半で、指輪や衣類などを誤飲した犬の飼い主さんが出演して、名前を出して、家の中を映して・・・・・
私は飼い主失格です。って宣言しているようなものですよね・・・
思考回路が理解できません^^;
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