11月29日のことです。


先に言っておきますが超短いです😅

鳥居本の雰囲気のいい町並みを堪能した後は前日の嵐山→永観堂と同様に大移動しまして。

こちらに凸💨

大人気の高台寺から歩いて10分ほどのところにある『六道の辻』と呼ばれるエリアです。まずは。

六道とは

仏教の教義でいう地獄道(じごく)・餓鬼道(がき)・畜生道(ちくしょう)・修羅(阿修羅)道(しゅら)・人道(人間)・天道の六種の冥界をいい、人は因果応報(いんがおうほう)により、死後はこの六道を輪廻転生(りんねてんせい)する(生死を繰返しながら流転する)という。 この六道の分岐点で、いわゆるこの世とあの世の境(さかい)(接点)の辻が、古来より当寺の境内あたりであるといわれ、冥界への入口とも信じられてきた。

※六道珍皇寺HPより

はい。

鳥居本の前の投稿の『化野念仏寺』にある六面六体地蔵でも、この六道が出てきました。

時間の都合上、中には入りませんでしたが、この六道珍皇寺の辺りに六道へ通じる道の別れる所、すなわち最初の写真の『六道の辻』がある場所とされていました。


その六道の辻の前後には立ち寄りたいお店がありました。

そしてやっぱり六道の辻近辺にある不思議な逸話のあるお店と言えば。

みなとや幽霊子育飴本舗

こちら『みなとや幽霊子育飴本舗』ですね。

幽霊子育飴とは何ぞやですが。

その由来は京都はもちろん全国各地に諸説があり上方落語の題材にもなっています。

その話しをかいつまむと、こうです。

六道の辻にある飴屋に、夜中に女性が1人で1文銭だけを持って飴を買いに来ます。

その後、飴屋の主人が売り上げの計算をすると、売り上げが1文足りなく、代わりに葉っぱが1枚売り上げ金の中に紛れ込んでいます。

女性は毎晩やって来て7日目に、いよいよ飴屋の主人が不思議に思い、その女性の後をこっそりと追うことに。

女性は寺の境内に入り新しく建てられた墓の前で姿を消します。(落語ではそのお寺は高台寺)

そこは最近、赤子を身籠ったまま亡くなった女性の墓で、その墓の中から赤子の泣き声が……

慌てて墓を掘り返すと女性の亡骸の横で赤子が飴をしゃぶっていました。

飴で命拾いした赤子は成長し出家して、西陣にある『立本寺(りゅうほんじ)』日審上人になりました。


と、細かなディテールはたくさんあるのですが、大体はこのような話しです。

そして、ここに来たら子育飴でも買おうかなと思って店を覗くと少量のものは売り切れていて、大きいものしか無かったので買うのは諦めました。


意外だと思われるでしょうが僕は甘いものは好きなのですが、それはケーキや和菓子止まりで飴やガムなどのお菓子類は、まず口にしないんです。

ですからコンビニに行ってもお菓子の棚のある島は基本は通りません。


ちなみにこのみなとや幽霊子育本舗さんは漫画家の水木しげるさんが生前贔屓にしていて、幽霊子育飴のストーリーが『ゲゲゲの鬼太郎』の着想になったそうです。


ということで、みなとやさんは素通りして目的地へと向かいました。とさ。


 


ではでは👋