(京都嵐山厭離庵の入口を入るとこんな感じ。この後突き当たりを左へ。)

 

 

定年を迎えた後の経済はどうなるでしょうか。

基本は、その方が「可動時間」に何をしたかによります。

 

つまり、どれだけ将来を見据え、「蟻」になれたか次第です。

 

きちんと先を見据えた方はそれなりのレベルを維持できますが、

そうでない方は一気に凋落(ちょうらく)します。

 

今回は、定年後にどのような変化が訪れるのか、

確認しようと思います。

 

 

1.定年後の経済状態を予測する

 

定年後の経済状況を箇条書きすると、

以下のようなイベント等が発生したり、変化が訪れます。

 

(1) 給料が消滅する。

(2) 退職金を受け取り、年金受給開始までの期間をしのぐ。

(3) 定年後暫くの間はアルバイト等によって不足分を補う。

(4) 年金の受給を開始する。

 

そして、上記の期間に共通していえることは、

以下の3つです。

 

① 給料が消滅し、収入が極端に減少すること。

② 退職金や貯蓄の取崩で不足分を賄うこと。

③ 年金の額は現役世代に到底及ばないこと。

 

さらに、老いに伴って様々な出費が必要となりますから、

以下の対策も考慮する必要があります。

 

(イ) 老人施設の入所費用等

(ロ) 自宅介護の諸費用

(ハ) 病気に伴う療養費

 

これらをざっくりと考えただけでも到底足りるとは思えません。

皆さんはどうでしょうか。

 

老後の2,000万円問題が話題になりましたが、恐らくそれでもギリギリです。

インフレの進行によって必要額もジリジリと上がるでしょう。

 

 

1.投資以外でも可能な手段は幾つかある

 

前述の件、ご自宅をお持ちの方限定です。

 

最終手段として、これを処分した代金そのもの、或いは、

リバースモーゲージやリースバック等の「借入」を有効活用することも可能です。

 

ただ、これらも限定的な措置に過ぎません。

幾ら「換金」しても、なくなってしまえば元の木阿弥だからです。

 

やはり、退職金や預貯金等の「ストック」タイプの準備だけでは、

一度使ったらなくなる恐怖があり、心許ないというのが正直なところです。

 

前述のような心配事を解決するための手段としては、

不動産収入のような「フロー」タイプの準備が欠かせません。

 

無限とはいえませんが、尽きることのない泉を1つでも持つこと、

これが大切なのだと思います。

 

 

1.お断り

 

本ブログでは、それぞれが幾らになるのかというパターン研究、

どういう選択がおトクになるのか、様々なテクニックの探求、

 

こういった話は個々のケースとなりますので、殆ど触れることはしません。

それぞれ挙がった項目を軸に、各自で検索を掛けて調べて下さい。

 

また、本ブログでは、それをぶっ飛ばすレベルでフローを構築すること、

こちらの話を主眼に据えますから、前述のような心配事はサブの扱いとします。

 

 

…次回は若いうちから備えることのアドバンテージを確認します。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。